映画『ワイルド・スピード』シリーズなどの出演作で知られ、俳優として大成功を収めるドウェイン・ジョンソンがその“原動力”を明かした。(フロントロウ編集部)

「もう追い出されたくない」という一心で現在の地位を築く

 プロレスラーから俳優へと華麗なる転身を遂げ、米Forbesが毎年発表している「世界で最も稼ぐ俳優ランキング」で2019年に続き2020年も堂々の1位に輝いたドウェイン・ジョンソンといえば、誰もが認める超売れっ子俳優。

 そんなドウェインが今から約25年前、プロのアメフト選手を目指すも途中で断念し、プロレスラーとしての道を歩み始めた際に所持金約770円(7ドル)しか持っていなかったというのは、かなり有名なエピソード。さらに、ドウェインには、15歳の時に母親と暮らしていたハワイの家から立ち退きを命じられ、父親をたずねてテネシー州のナッシュビルを訪れるも、諸事情により父親と一緒に暮らすことができず、ホームレスになってしまった経験もある。

 ドウェインいわく、この若かりし頃の壮絶体験が“原動力”となり、ここまで頑張ることができたそうで、「何年ものあいだ、俺の野心と意欲…。正直に言うと、『もう追い出されたくない』という一心でやってきた。(10代の頃に家を追い出された経験が)俺の原動力になっている。もう二度と追い出されたくなかったから、出来るかぎりのことをして頑張ろうという心理が働いたんだ」と、米CNBC Make Itのインタビューと語った。

画像: 「もう追い出されたくない」という一心で現在の地位を築く

 行き場のない“怒り”をどこにぶつければよいのかわからず、悪の道に足を踏み入れかけたこともあったというドウェインだが、アメフト選手になる夢をあきらめた後、プロレスラーとしてWWEデビューを果たしたところから人生が次第に上向きに。苦労時代にまわりの人たちから助けてもらった経験から、「この先追い出されることはもうないだろう」と思えるぐらいの地位を築いた時、これまでに自身が受けた恩を返すためにも「人々の面倒を見たり、奉仕したりしたい」という思いが芽生えたという。

 その言葉通り、最近になって、ドウェインは住む家を失って途方に暮れていた15歳の時に面倒を見てくれた恩師のブルーノ・ロウアー氏に、感謝の気持ちとして、当時は到底買うことができなかった新車のピックアップトラックをサプライズでプレゼントしている。(フロントロウ編集部)

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