バイデン大統領、初の休暇先は「キャンプ・デービッド」
アメリカのジョー・バイデン大統領が1月20日の就任後初となる休暇へ。妻ジル・バイデン博士や孫たちも連れて出かけた大統領専用別荘で束の間の家族団らんを楽しんだ。
初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日を記念して2月22日に制定された祝日がもととなり、現在は2月の第3月曜日に祝われている「President’sDay/プレジデンツ・デー」に合わせて、バイデン・ファミリーが訪れたのは、ホワイトハウスから97㎞離れたメリーランド州サーモントにある「キャンプ・デービッド」(正式名称:海軍サーモンと支援施設)。
歴代大統領たちが羽を伸ばしに訪れた別荘には、各国から来賓があった際などに使用する会議スペース等のほかに、ゴルフコースや乗馬コース、テニスコートなど、さまざまな娯楽設備が備わっており、第37代大統領のリチャード・ニクソンは温水プールを、第44代大統領のバラク・オバマはバスケットボール・コートなど、これまで、さまざまな大統領たちのリクエストに応じて進化を遂げてきたことで知られる。
プチ・ゲーセンがある!
そんなキャンプ・デービッドには、どの大統領のリクエストかは不明だが、なんと、プチゲームセンターまで備わっている。
ゲーム好きで知られるバイデン大統領は、さっそく孫たちと任天堂の人気ゲーム『マリオカート』のアーケード版をプレー。
バイデン大統領の次男ハンター・バイデンの長女であるナオミ・バイデンが、インスタグラムストーリーでその模様を収めた動画を公開した。
ジーンズにベースボールキャップというラフな出で立ちで、2台並んだ『マリオカート アーケードグランプリDX』のハンドルを握り、孫娘の1人と対戦したバイデン大統領。
ナオミが公開した動画には、「シークレットサービス(大統領警護人)が、特例で彼に運転させてくれた!」、「ちょっとブランクがあったけど、彼が(僅差で)勝ったよ」と、普段は安全上の理由から自動車の運転は許可されていないバイデン大統領が、めずらしくハンドルを握り、久々にチャレンジした『マリオカート』でギリギリ孫に勝利したことを明かすコメントが添えられていた。
バイデン大統領といえば、2020年の大統領選挙の際にも、任天堂の人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森』や、日本でも人気のオンラインゲーム『フォートナイト』を通じて若者にアピールしたことでも知られる。
キャンプ・デービッドはまるで「ラウンドワン」
約125エーカー(約50万5,000平方メートル)という広大な敷地を持つキャンプ・デービッドには、ゲームセンターのほかにもボウリング場や室内運動場などがある。
室内運動場では、日本の複合エンターテインメント空間「ラウンドワン」の一部の店舗でも楽しめる、“バブルサッカー”ができる設備もそろっているようで、ナオミはバブルに入って転がってみせるブーメラン動画も公開していた。
孫たちは、就任早々に激務が始まり、大統領となった余韻に浸る暇も無いくらい忙しい日々を過ごしているバイデン大統領をねぎらうために、キャンプ・デービッドの公式グッズを自腹で購入してプレゼントしてあげたそう。
ナオミのツイッターでは、孫たちから贈られた、前面にはキャンプ・デービッドのロゴ、後ろには「POP(おじいちゃん)」と愛称の刺繍が入ったキャップをかぶるバイデン大統領の姿も公開された。
And just to make sure the job title doesn’t get to his head... pic.twitter.com/uzafnSSWaH
— Naomi Biden (@NaomiBiden) February 14, 2021
(フロントロウ編集部)