ビリー・アイリッシュ、ドキュメンタリーで明かされた元恋人の存在
2月26日にApple TV+で配信がスタートしたビリー・アイリッシュの新作ドキュメンタリー『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』。
18歳という史上最年少で音楽界最高峰のアワードグラミー賞の主要4部門を制したビリーが、押しも押されぬZ世代を代表するスターとなるまでの幼少時代からの軌跡や家族との愛情に満ちた絆、有名になるうえで味わった苦悩や葛藤などを追った同作では、現在は10代最後の19歳を謳歌しているビリーのティーンエイジャーらしい素顔に出会えることもファンたちから強い共感を得ている。
そんな同作でさらりと明かされ、世間を驚かせたのが、これまであまり恋愛に関して公にしてこなかったビリーが、じつは、ボーイフレンドとの甘酸っぱい恋愛とせつない失恋を経験していたという事実。
他人に詮索されることを嫌うビリーは、ずっと恋人の存在や誰かと交際をしていた時期があることを伏せてきたが、『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』には、ビリーが「Q(キュー)」と呼ぶボーイフレンドにメールを送ったり、手をつないだり、ハグをしたりといった場面がごく自然に盛り込まれている。
多くの人にとって、馴染みがないQという男性がどんな人物なのか、フロントロウが5つの事実を紹介。
<1>ラッパーの「7:AMP」として活動している
ビリーよりも5歳年上で現在24歳のQの本名はブライアン・クエンション・アダムス。
ビリーと同じくロサンゼルス出身の彼は、「7:AMP(セブン・アンプ)」というアーティスト名でラッパーとして音楽活動をしており、2019年にはEP『BLEAUPRO』をリリース。同作のカバーアートには、ビリーが登場している。
尊敬するラッパーはカニエ・ウェストで、お気に入りのアルバムは『Gold Digger』と『Yeezus』だそう。
<2>ビリーとの出会いはビリーが16歳の頃
ドキュメンタリーでは、ビリーが16歳だった2018年の終盤頃から映像に登場しはじめるQ。ビリーの17歳のバースデーに、2人が手をつないでアイススケートを楽しむ仲睦まじい映像が登場する。
コアなファンたちの間では、2年ほど前から、2人がSNS上でお互いの投稿に頻繁にコメントを残し合ったり、共通の友人だったラッパーのバッド・バービーがインスタグラムの生配信中に「ビリーはQのガールフレンド」と発言したことで、交際のウワサがささやかれていた。
<3>ビリーはQにベタ惚れだった
Qを見つめて「めちゃくちゃカッコイイね」と発言したり、電話で「アイ・ラブ・ユー」と伝えたり、スマホに保存したQとのツーショットを見て「彼ってホントにイケてる」、「オー・マイ・ゴッシュ」とノロけていたビリー。
仕事のスケジュールが過密になり、Qに会う時間がなかなか取れず、イライラを募らせることも。2019年のバレンタインデーにQと会えなかったときは、何もしてくれない彼について、ツアースタッフに愚痴る場面もあった。
4月に出演したコーチェラ・フェスティバルでは、最初はQが駆けつけてくれないと意気消沈していたビリー。Qがようやく楽屋を訪れると、彼のためだけに自身の楽曲「Xanny」を歌い上機嫌に。
<4>破局の原因は「幸せじゃなかった」から
時間にルーズなだけでなく、飲酒運転や壁をパンチして手を負傷するなど問題行動が目立っていたQ。
ビリーは「とても自滅的」だという彼を心配し、セラピーを受けさせることを検討。再三にわたって気をつけるように説得&懇願していたが、ビリーの両親もビリーが彼と交際を続けることに不安を抱いていた様子。
そして、ビリーは2020年6月に行なったニューヨークでのライブのバックステージで、Qと別れたことを告白。
「ただ、私は幸せじゃなかった。私と彼が求めてるものは同じじゃなかった。それって彼にとってもフェアじゃないと思う。自分は何かについて超ワクワクしてるのに、相手は全くそれについて興味がないっていう、そんな関係はやめるべきだよね。それは自分にとってもフェアじゃない。彼にとっても。ただ努力不足だったのかな。私は『あなたは、自分を愛することもできないじゃない。それじゃあ、私を愛することなんかできないよ』って感じだった」。
そう語ったビリーは、「彼のことは愛してるけど、だからこそツラかった。まだ忘れたわけじゃない。別の相手を見つけたわけでもない。愛することをやめたわけじゃない。でも、彼と少し距離を置いてみて、『なんだ、彼のことを心配している間に色んな事を逃しちゃってたんだ』って気づいたの」と、Qと別れることにした理由を打ち明けた。
<5>現在はインスタグラムを閉鎖
もともとSNSやネット上で自身に関する情報をあまり発信していなかったQ。ドキュメンタリーの配信により、彼の注目度は爆上がりしたけれど、現在は以前は更新していたインスタグラムも閉鎖している。
※記事内のビリーの発言は英語版をフロントロウが和訳したもの。
(フロントロウ編集部)