『ウォーキング・デッド』でゲイブリエルを演じるセス・ギリアムとアーロンを演じるロス・マーカンドが、ドラマに出演するうえで恐怖に感じていることって?(フロントロウ編集部)

10年以上の歴史を持つ『TWD』

 最終章となるシーズン11の撮影が進められている大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』は、その10年以上の歴史のなかで、様々なキャラクターが登場してきた。一方で、人気キャラクターが突然殺されることも多く、ファンをハラハラと動揺させてきた。

 キャラクターの死は、それを演じる俳優すらも直前まで知らされないため、過去には脚本を読んで自分の役が終わることを知った俳優が脚本を床に叩きつけたり、別のキャラクターを殺すようにショーランナーに交渉したり、はたまた笑ってしまったりしたというエピソードが明かされている。

ゲイブリエルとアーロンが感じる危険

 だからこそ、現在出演中の俳優も、常に恐怖を感じているよう。ゲイブリエルを演じるセス・ギリアムとアーロンを演じるロス・マーカンドが、オフィシャルインタビューで、『ウォーキング・デッド』に出演することの大変さについて質問され、まっさきに答えたことは演技の大変さではなく、そのことについてだった。

画像: ゲイブリエルとアーロンが感じる危険

 ロス:殺される危険はいつも感じているよ(笑)。それはすなわち仕事を失うことを意味するからね。

 セス:そうだね(笑)。この番組では俳優として大変なことが沢山ある。とてもハードな現場だから。しかしその中で最も大変なのは、番組を去ることになった共演者との別れだと思う。家族を失ったのと同じような喪失感を胸にしまいながら撮影を続けるのは辛い。もちろん、彼らには彼らの人生があって、次の仕事が待っているわけだけれど、それでも彼らの存在や人柄を懐かしく思ってしまう。この6~7年間はずっとその繰り返しなんだ。

 それについてジョークを飛ばすほど、俳優たちも、ドラマでの急展開に毎回ハラハラしているよう。自分のキャラクターが死んでしまうというのは、それだけでも悲しいことだけれど、俳優を職業としている以上、それは1つの仕事を失うという厳しいことも意味する。だからこそ、そこにはファンが感じる以上の不安もあるのだろう。また、セスが話すように、家族のような共演者との別れも意味するため、自分が演じるキャラクター以外の死であっても悲しいことであるよう。

 そんなセスは、ドラマにおいて成し遂げたことがあるかと聞かれ、またまたこんな言葉を笑いながら告げた。

 セス:ここまで生き残ってきたことかな(笑)

 ゲイブリエルとアーロンも活躍する『ウォーキング・デッド』シーズン10の追加エピソードは、現在放送中。2人とも、生き延びてほしい!(フロントロウ編集部)

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