イギリス王室のヘンリー王子の妻メーガン妃が、マスコミによる下げ記事やネット上の誹謗中傷によって、自殺願望を抱くほど追い詰められていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

メーガン妃が自殺を考えたことを明かす

 2020年の3月をもって、夫であるヘンリー王子と英王室を離脱したメーガン妃が、すべてを話す覚悟で出演した大物司会者のオプラ・ウィンフリーとの特別インタビューで、自殺願望を抱くほど追い詰められていた時期があったことを告白した。

 ヘンリー王子と結婚後、連日のように続いたメディアによる執拗なネガティブキャンペーンや、ネット上の誹謗中傷によって、精神的に相当参っていたというメーガン妃は、ある日、「もう生きていたくない」と思ってしまったという。

 身近な人を失う悲しみを誰よりもよく知るヘンリー王子に、“死”の文字が頭をよぎったことを伝えるのは抵抗があったものの、「言わなければきっと自分は実行に移してしまう」と思ったメーガン妃は、ヘンリー王子に自身が抱える問題について打ち明けることを決意。メーガン妃から相談を受けたヘンリー王子は彼女のことを抱きしめ、必要な助けを得られるよう一緒に王室の機関に掛け合ってくれたが、体裁を気にする王室から返ってきた答えは「ノー」だった。

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 ちなみに、メーガン妃がヘンリー王子にその話をしたのは、シルク・ドゥ・ソレイユの人気公演トーテムを鑑賞した日の朝だったそうで、イベントに“行かないほうがいい”というヘンリー王子に対し、メーガン妃は「(自殺願望がある状態で)1人になるべきではない」という理由でむしろ行きたいと申し出た。

 しかし、着飾った姿とは裏腹に、精神的にボロボロの状態だったメーガン妃は、劇場のロイヤルボックスの明かりが暗くなるたびに涙が止まらず、その度に隣にいたヘンリー王子が手をギュッと握ってくれたという。

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 メーガン妃にとってこのイベントで撮影された写真はトラウマになっているそうで、「友達から、『写真を見ないのは知ってるけど、あなたたちがあまりにも素敵だったから』って送られてきた写真を拡大して愕然としました。私にはその瞬間の真実が見えたからです。このイベントに向かう直前、私は先ほどの会話をハリー(ヘンリー王子)としました。そしてその翌日、王室から助けを求めることを拒まれました」と、自身の身を案じるヘンリー王子が写真でもわかるほど強い力で自分の手を握っているのを見るたびに、その当時の辛い記憶が蘇ってくることを明かした。

画像: 番組内で画面に映し出された写真。

番組内で画面に映し出された写真。

 この経験から、メーガン妃は「みなさんに知って頂きたいのは、見えないところで何が起きているのかは誰にもわからないということです。誰も知る由もありません。それが一番笑っている人であっても、一番輝いている人であっても、(裏で抱える葛藤は)わからないものです」と訴えている。(フロントロウ編集部)

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