ピアーズ・モーガンの『Good Morning Britain』降板を受け、視聴者たちからあるアイディアが浮かんでいる。(フロントロウ編集部)

ピアーズ・モーガンの後釜は誰?

 イギリスのITVで放送されている朝の情報番組『Good Morning Britain』の司会者であるピアーズ・モーガンが、メーガン妃過去に「もう生きていたくない」と思っていたことをオプラ・ウィンフリーとの特別インタビューで明かしたことについて、メーガン妃の発言を信じていないとコメントした。

 メンタルヘルスに対する誰かの訴えをウソだと切り捨てる彼の言動には視聴者から大きな批判が寄せられ、『Good Morning Britain』の他の司会者であるアレックス・ベレスフォードもピアーズの姿勢の問題点を指摘。すると、ピアーズが突然席を立ち、番組から一時姿を消すという出来事も。この時は彼は席に戻ってきたものの、その後ITVが、ピアーズが番組を降板すると発表した。

 ピアーズのコメントはメンタルヘルスに対する社会的問題を表しているとはいえ、彼が突然席を立ち、番組の収録現場から立ち去った姿は衝撃で、さっそくネタにされている。そして降板が決まったことで、その後釜にあの人物の名前が多く挙げられることに。

 それは、『トップ・ギア』の元司会者として有名なジェレミー・クラークソン。

画像: ピアーズ・モーガンの後釜は誰?

 なぜ彼の名前が挙がっているのかというと、ジェレミーとピアーズは、因縁の相手だから! ジェレミーは、過去にピアーズを殴ったことがあるというエピソードが有名で、だからこそ、ピアーズの後に彼が嫌った人物を起用しようというブラックで皮肉の効いたアイディアがあがることに。

 多くはブリティッシュジョークとしてそのアイディアを言っているけれど、冷静な視聴者からは、「ジェレミーはピアーズの2.0バージョンでしょ」というツッコミもあった。

ピアーズ・モーガン、他のテレビ司会者からも皮肉

 BBCによる朝の情報番組『BBC Breakfast』の司会者であるダン・ウォーカーは、ピアーズの騒動を受けて、収録現場で撮影した写真に、「(気象予報士の)キャロルが今週末は肌寒くなるって言うから、僕が怒って出て行った数秒前に撮った写真」とコメント。

 するとピアーズは、「昨日の視聴率を見てもBBCの上層部が焦らず、君をセットから引きずり降ろさなかったことには驚くね」と、この日初めて『Good Morning Britain』が『BBC Breakfast』の視聴率を超えたことを引き合いに出して皮肉ったけれど、ダンはさらに強めの一発をお見舞いした。

 「視聴率おめでとうございます。私たちのも良かったですよ。他のニュースですが…、もし私がこのプラットフォーム、つまり公共放送を、自殺願望について話した妊娠中の女性に対し、私は彼女の言葉を信じないと言うために使った時には、上層部が僕をセットから引きずり降ろしてくれることを願います」

 オプラ・ウィンフリーによるメーガン妃とヘンリー王子のインタビューは、それだけでも注目を集めているけれど、その関連ニュースもかなりの話題になっていることで、その影響力の大きさを感じる一件となった。(フロントロウ編集部)

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