ビヨンセ、重力に逆らうマスクのつけ方がバズる
もはや生活の一部、むしろ顔の一部と化してしまったのではないかと思ってしまうほど、パンデミック禍では欠かせないアイテムとなったマスク。
欧米でも浸透した2020年春からの1年間で、さまざまなタイプが登場し、ファッションアイテムとしても進化を遂げたマスクだけれど、どんなにデザインが多様化しようと、やはり耳にかけて使うタイプのものが主流。
しかし、シンガーのビヨンセは、この一般的な耳かけタイプのマスクの概念を覆す着け方を披露。
先日、米ロサンゼルスで行なわれた第63回グラミー賞授賞式の本番中に目撃された、斬新すぎるマスクの着け方が世間をざわつかせている。
この日、最優秀R&Bパフォーマンス賞など4冠に輝き、史上最多となる累計28個目のグラミー賞を手にしたビヨンセ。
授賞式には、最近セレブたちの間で着用率が急上昇している老舗ブランド、スキャパレリ(Schiaparelli)のオートクチュールのギャザーミニドレスにゴールドのネイルチップがついたロンググローブ、まるでオブジェのようなデザインの特大モチーフがついたイヤリングを着けて参加したのだが、別のアーティストの受賞スピーチを見守っていたビヨンセの口元を見ると、なんと、マスクが浮いている!
Beyoncé’s mask staying on with no straps??? Her power. #GRAMMYs pic.twitter.com/yyjxQEjWCI
— omri (@Omri_Rawrlan) March 15, 2021
ビヨンセは黒い立体マスクをストラップを耳にかけずに着用し、サングラスで固定。この見たことも無いテクには、授賞式の模様をテレビで見ていた視聴者たちがSNSを通じて「ビヨンセのマスク、重力に逆らってる!」、「超能力じゃない?」と口々に驚きの声を上げた。
イヤリングが邪魔?
ビヨンセが特殊なマスクの着け方をしていたのには、こんな理由が考えられる。
会場入りした際には、しっかりと耳にストラップをかけていたビヨンセ。
アーティストたちは、パフォーマンス以外では、受賞スピーチのために登壇する際のみマスクを外してOKというルールにならっていたのだが、4部門で受賞したビヨンセは式の最中、何度かステージに上がる機会があった。
そのたびにマスクを外していたのだが、どうやら客席に戻ってマスクを着け直そうとしたものの、耳に着けていた特大イヤリングが邪魔して、どうにもこうにもストラップをかけることができなかったということのよう。
そのため、サングラスで固定するという器用な方法でマスクを何とか着用し続けていたらしい。
ビヨンセは、授賞式後、サンタモニカにあるイタリアンレストランで行なわれたアフターパーティーに夫ジェイ・Zと参加。
帰路につく際、アシスタントから新しいマスクをもらって装着する様子がパパラッチのカメラに収められたのだが、この時もネットつきのターバンと巨大なフープピアスを着けていたため、ストラップを耳にかけることはできず、仕方なく手で押さえながら迎えの車へと向かっていた。
マスクを長時間着用していると、ストラップで耳が痛くなってしまったという経験がある人も多いはず。
しかし、ビヨンセが急遽実践していたように、ストラップを耳にかけず、サングラスもしくはメガネで固定するという方法は、マスクの本来の使用法に反している。耳が痛くなってしまうのはつらいけれど、やはり、ストラップはしっかりと耳にかけ、隙間なく装着してウィルスの侵入・拡散を防ぐのが鉄則。(フロントロウ編集部)