ヘイリー・ビーバーが語るマスク生活の利点
シンガーのジャスティン・ビーバーの妻で、モデルとして活動するかたわら、自身のYouTubeチャンネルを立ち上げるなど活躍の場をさらに広げているヘイリー・ビーバー(旧ヘイリー・ボールドウィン)が、昨年から続くマスク生活へのちょっぴりせつない本音を米ELLEのインタビューで打ち明けた。
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、かれこれ1年以上、マスクが手放せない生活が続いているが、そのことをヘイリーはどのように感じているのだろうか? 日本はコロナ前からマスク文化が定着していたが、欧米ではマスク=医療従事者もしくは病人がつけるものというイメージが強く、抵抗を感じる人も多いと言われていた。
もう慣れたとはいえ、いい加減、うんざりしているかと思いきや意外とそうでもないようで、「もちろん、自分が吐いた息をまた吸って、どこへ行くにもつけなければならない状況に不満に感じることもある」としたうえでこう続けた。
「でも、ひとつだけ気に入っているのは、パパラッチに顔を見られずにすむこと。私は若い女性だけど、いい年した大人の男性につねに追いかけられるのは本当に奇妙なことだと思う。まだ慣れないし、慣れてはいけないと思ってる。正直なところ、人前でマスクをするのをやめることはこの先一生ないかもしれない。とりあえず、そういうことにしておいて」
決してマスクが好きなわけではないが、マスクをつけていればパパラッチから顔を隠すことができるため、案外、重宝していることを明かしたヘイリー。
とはいえ、セレブとパパラッチは持ちつ持たれつの複雑な関係にある。ヘイリーの主張はごもっともだが、パパラッチに撮影された写真がメディアに出回ることで、知名度や人気上昇につながることもあり、切っても切れない“微妙な利害関係”にあることも事実。ヘイリーにとってそれを受け入れるための妥協ポイントがマスクということなのだろう。
結婚当初は注目されるのが嫌でしかたなかった
ちなみに、ジャスティンと結婚する前からモデルと活動していたので、そこそこ知名度はあったヘイリーだが、ジャスティンと結婚したことによって世間から浴びる注目は想像以上だったといい、結婚当初はそれが嫌でしかたなかったと話す。
「結婚したての頃は隠れたくてしょうがなかった。みんなが私のプライバシーに土足で踏み込むのが耐えられなかった。みんなから攻撃されてる気がした。『匿名性はないの?それを取り戻す方法はないの?』って、そんなことばかり考えてた」。ELLEにこう語ったヘイリーがたどり着いた解決策はSNSのコメント欄を閉鎖することだった。現在、ヘイリーのインスタグラムは、彼女がフォローしている人だけがコメントできるようになっている。
コメントを制限することで、「エンゲージメントが低下する」と戦略的な面から反対する声もあったが、このままでは気がおかしくなってしまうと思ったヘイリーは、「エンゲージメント?そんなことどうでもいい!」と無期限でコメント欄を閉鎖することにしたそう。(フロントロウ編集部)