オーストラリア出身の音楽プロモーターであるマイケル・グディンスキー氏が亡くなったことを受けて、友人だったエド・シーランが彼に捧げる新曲を制作し、葬儀で披露した。(フロントロウ編集部)

エド・シーランが友人の葬儀でパフォーマンス

 豪現地時間3月24日、エド・シーランが豪・メルボルンにあるロッド・レーバー・アリーナで開かれた故マイケル・グディンスキー氏の葬儀に参列した。オーストラリアを代表する音楽プロモーターだったグディンスキー氏は豪現地時間3月2日、睡眠中に急逝。享年68歳だった。

画像: 2018年に撮影された、グディンスキー氏とエドの写真。

2018年に撮影された、グディンスキー氏とエドの写真。

 7,200人が参列した大規模な葬儀はおよそ3時間にわたって行なわれ、エドはそのなかで、イギリスからオーストラリアに入国した後で隔離されていた期間に書き上げたという、グディンスキー氏に捧げる新曲「Visiting Hours」を披露した。

 エドはこの曲について次のように紹介している。「ロックダウン中には、自粛生活を過ごすためのギターを持つことができていました。それが良いニュースであれ悪いニュースであれ、僕は物事を乗り越えるのに最適なのは曲を書くことだと思っているのですが、これは先週、書き上げた曲です」。

 日本語で「面会時間」を意味する「Visiting Hours」というタイトルがつけられた新曲は、“面会時間に天国まで会いに行けたら”という願いを歌った楽曲になっていて、エドは妻のチェリー・シーボーンのあいだに生まれた第1子のライラ(0)に触れながら、「天国に面会時間が設けられていたらいいのに/そうしたら、僕が会いに行けるから/娘が大きくなっているっていう、良い報せを持って行くよ/娘にも会ってもらえてたらと思う/娘が僕から学んでくれること/それはすべて、僕があなたから学んだことなんだ」と歌っている。

画像: エド・シーランが友人の葬儀でパフォーマンス

 楽曲では、次のような歌詞も歌われている。「天国に面会時間が設けられていたらいいのに/そうしたら、僕が立ち寄れるから/あなたにアドバイスを訊くんだ/『僕の状況で、あなたならどうしますか?』/どうやって育てていけばいいか検討もつかなかった/『あなたならどうしますか?』/あなたは、いつだってどうすればいいか知っていたから」

 エドによる「Visiting Hours」のパフォーマンスの一部を収めた映像はこちら。

 エドはこの日、「Visiting Hours」の他にも、代表曲である「Castle on the Hill」と「The A Team」を披露したほか、同じく出席していたカイリー・ミノーグと共演して、カイリーの「All The Lovers」を共にパフォーマンスした。

 葬儀では、生前に親交のあったアーティストたちから届いた追悼のメッセージも紹介され、ポール・マッカートニーやテイラー・スウィフト、ブルース・スプリングスティーン、サム・スミス、エルトン・ジョンらがグディンスキー氏にメッセージを寄せた。(フロントロウ編集部)

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