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アリ・アスター監督の名を知らしめたホラー映画『ヘレディタリー/継承』
『ヘレディタリー/継承』は2018年に公開されたホラー映画。祖母の死をきっかけに、様々な怪現象に悩まされる家族が、想像もつかない結末を迎える衝撃作として大ヒットを記録した。監督であるアリ・アスターは本作によりその名を知らしめ、2020年に公開されたホラー映画『ミッドサマー』でもカルト的人気を獲得。
『ヘレディタリー/継承』のなかでも印象的なキャラクターといえば、主人公の妹であるチャーリー。不気味な気配を纏う彼女は、ホラー映画において「やったら絶対良くないことが起きる」ことをことごとく行ない、ファンをヒヤヒヤさせたりもした。
そんなチャーリー役を務めたミリー・シャピロが、本作の予告編公開時に投げかけられたコメントに対し、自らの考えを明かした。
『ヘレディタリー』ミリー・シャピロ、「醜い」と言われ
『ヘレディタリー/継承』は、登場人物の不気味さを通常よりも引き立てたビジュアルが特徴的で、そんな演出が恐怖感を引き立ててもいた。当時14歳だったミリーも、本当の彼女よりも不気味に見えるような加工が施されていたため、視聴者には「醜い」という言葉を投げかけられたという。
ミリーはそのことについて自身のTikTokに自らの意見を投稿。動画内で「映画に出演し、意図的に自分を最低に見せ、何百万人もの人に見られる役柄を演じるということ」と書き、コメント欄には「予告編が公開されたとき、トップ3のコメントのうちの1つが、私がいかに醜いかということだったのを覚えています……ハハハハハハハハハハ。生きて、笑って、愛して」と記載した。
@millyshaparoni I just remember when the trailer came out and one of the top three comments was about how ugly I looked hahahahhahahajahaahjzjsja live laugh love
♬ STREAM 1 TRAIT BANGERS ON SPOTIFY - chronic the hemphog
2014年にミュージカル『マチルダ』でトニー賞最年少受賞者となり、グラミー賞のミュージカル劇アルバム部門にノミネートされた彼女にとって、『ヘレディタリー/継承』は初めての映画出演。わざと醜く見せていたとはいえ、何百万もの観客に見られ、「醜い」と言われた経験は、現在18歳である彼女の心にいまだ響いているよう。けれども、ミリーは最後に「生きて、笑って、愛して」と付け加え、あくまでも前向きな態度を示した。
ミリーは先天的に、歯や骨に影響を与える鎖骨頭蓋異形成症を患っており、彼女の母親と、姉で同じく俳優のアビゲイルも同じ症状を抱えている。彼女はその疾患を広めるためにTikTokに動画投稿し、今では100万回以上の再生回数を記録している。ミリーは同じ症状を抱えるドラマ『ストレンジャー・シングス』のゲイテン・マタラッツォとも交流を持ち、鎖骨頭蓋異形成症を抱える俳優同士のつながりを深めている。
@millyshaparoni Since a lot of people are commenting I look like Gaten Matarazzo I thought I would explain it for ya
♬ original sound - Milly Shapiro
(フロントロウ編集部)