生死の境を彷徨ったシャロン・ストーン
現在63歳のシャロン・ストーンは、映画『氷の微笑』や『トータル・リコール』などで知られる俳優。
彼女は2001年に患った脳動脈瘤の影響により、一時は台本が読めなくなったり、右耳が聞こえなくなったり、歩けなくなったりといった症状におちいっていた。それだけではなく、脳卒中により9日間も脳出血が止まらなかった時もあったという。
最近、シャロンは英Timesのインタビューで当時のことを振り返り、「巨大で、私の胸1つ分よりも大きい」良性腫瘍を取り除くための手術中に起こった衝撃的な出来事を告白。
脳の手術で勝手に豊胸…
「バンテージを外してみると、カップ1つ分大きな胸になっていて、医者は『君のヒップサイズにぴったりだ』と言っていました」と語ったシャロン。続けて、「彼は私が知らないうちに、同意なしに私の体を変えてしまったのです」と告白した。
彼女は映画『氷の微笑』に出演したことで、映画界ではしばしばセックスシンボルとして扱われていた。しかし、豊胸手術で身体を本人の同意なく勝手に変えてしまうのは、いくらなんでも度を越しすぎているどころか、傷害罪にあたる行為。
彼女はこれまで、脳腫瘍により生死の境をさまよい、手術を受けたことは明かしていたものの、豊胸に関しては明かしていなかった。
数々のハラスメントを受けてきたシャロン・ストーン
ご存知の人も多いかもしれないけれど、シャロンはこれまでに、壮絶なハラスメントを経験してきた。
監督に共演者とセックスしろと指示され、自らとも体の関係を迫られたり、ヘアメイクを含めた数百人の男性スタッフの前で裸になったり、年上の男性俳優に、自分の相手役としては年寄りだと言われたりし、他にも数々の仕打ちを受けてきたという。
そのような女性蔑視に抵抗し続けていた彼女に対し男性陣は、「男性を怖がらせている」とはやし立て、彼女をさらに傷つけた。
シャロンは現在は脳腫瘍を克服し、積極的に女性の権利のために活動をしており、2019年には米GQによるWoman of the Yearにも選ばれた。(フロントロウ編集部)