アリアナ・グランデ、人気オーディション番組にレギュラー出演へ
シンガーのアリアナ・グランデが、米人気オーディション番組『ザ・ヴォイス(The Voice)』のシーズン21に「コーチ」と呼ばれる審査員として出演することが明らかになった。
アリアナと『ザ・ヴォイス』の公式SNSを通じて公開されたのは、アリアナが、同番組の名物となっている台座の部分に「I Want You!(あなたが欲しい! )」と書かれた審査員席でポーズを決める1枚の写真。
アリアナは「サプライズ! 『ザ・ヴォイス』の次のシーズンであるシーズン21に参加できることに大感激し、光栄だと感じ、ワクワクしています! 」というコメントを添えて、自身が、すでに同番組の審査員を務めるシンガーのケリー・クラークソン、ジョン・レジェンド、ブレイク・シェルトンの仲間に加わることを告知した。
そうそうたるアーティストが務めてきた「コーチ」の役割
『Xファクター』や『アメリカン・アイドル』とならび、欧米で大人気を博しているオーディション番組の『ザ・ヴォイス』。もともとは、2010年にオランダでスタートした同番組の特徴は、審査員たちが参加者が立つステージに背を向けた状態で座っており、その歌声を聞いて、スター性や伸びしろがあると感じた場合にのみ、各自席に設置されているボタンを押して椅子を回転させ、参加者と対面するという点。
ほかのオーディション番組とは違って顔合わせも自己紹介もなく、いきなり歌唱からスタートするため、審査員は参加者の外見などに惑わされることなく、番組タイトルにもある通り、“歌声”だけでジャッジを下す。
『ザ・ヴォイス』の審査員は「コーチ」とも呼ばれており、指名した参加者の歌唱やパフォーマンスを指導。参加者1人に対して複数の審査員がコーチをしたいと指名した場合には、審査員が参加者にアピールし、参加者側がコーチを選ぶこともできる。
新たな才能を発掘し、よりレベルアップさせる重要な任務を担うコーチの役割は、これまで、そうそうたるアーティストたちが務めてきた。アメリカ版では、クリスティーナ・アギレラやアッシャー、シャキーラ、アリシア・キーズ、ジェニファー・ハドソン、ファレル・ウィリアムス、グウェン・ステファニー、マイリー・サイラス、そしてロックバンド、マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンなど、さまざまなジャンルで活躍するシンガーたちが抜擢。
彼らに負けずとも劣らない実績と歌唱力を持つアリアナは、まさに適役。
アリアナは、現在放送中のシーズン20でコーチを務める、兄弟バンド、ジョナス・ブラザーズのニック・ジョナスの後任として『ザ・ヴォイス』の審査員席に座ることとなる。
告知のなかで、ニックに宛てて「あなたがいないと寂しくなるね」とメッセージを送ったアリアナに対し、ニックは、インスタグラムストーリーでアリアナの投稿をシェアしつつ、「おめでとう、アリアナ! 来シーズンは君のおかげですごい事になると思う! ファミリーへようこそ」と歓迎していた。
ニックは『ザ・ヴォイス』シーズン18でも審査員を務めた。
音楽活動や俳優業にくわえて、香水のプロデュースなどにも挑戦してきたアリアナだけれど、新人シンガーの発掘・育成に携わるというというプロジェクトへの参加は初の試み。アリアナがどんな次のスターを世に送り出すのか、今から楽しみ! 番組内では、アリアナが参加者たちにボーカル指南をする模様も見られそう。『ザ・ヴォイス』は日本ではWOWOWでシーズン18が放送中。(フロントロウ編集部)