パリスが父マイケル・ジャクソンから教わった教え
モデルや俳優としての活動を経て、2020年10月にファーストシングル「Let Down」をリリースしてシンガーとしてもデビューを果たしたパリス・ジャクソン。翌11月には、早速デビューアルバム『Wilted(ウィルテッド)』もリリースしている。
パリスといえば、今は亡きマイケル・ジャクソンのもとに第2子として生まれた、セレブキッズ。“キング・オブ・ポップ”の異名を持つマイケルを父親に持つパリスだけれど、ジャクソン家という名前に頼るつもりはないそう。モデルのナオミ・キャンベルによるYouTube番組『Filter with Naomi』に出演したパリスは今回、「私は何もかも自分(の力)で勝ち取るべきだって信じています。オーディションに足を運びますし、一生懸命に努力しています。脚本についての勉強もしていて、私は自分自身で取り組んでいるのです」と語り、名前に頼ることなく、自分の力で成功を収めるために努力をしていると明言した。
そうした、自分で学ばなければいけないという姿勢は、父親のマイケル譲りのものだそう。世界屈指のポップスターの子どもとして生まれたとなれば、例えばいつでも好きなだけオモチャを買い与えられていたのではないかというイメージを持ってしまうかもしれないが、そうではないよう。
「(どちらもおもちゃ屋である)FAOシュワルツやトイザらスで、5つオモチャを買いたいと思ったら、本を5冊読まなければいけませんでした」と、欲しいオモチャ1つにつき本を1冊読まなければいけないという条件があったことをパリスはナオミに明かしている。「自分の手で手に入れることの大切さ、ということです」と続けて語り、「そのために、懸命に取り組まなければいけないということなのです」と、父親からは自分の努力で何かを手に入れることの大切さを学んだと振り返った。
11歳だった時に父を亡くしたパリスだけれど、世界的ポップスターの父と過ごした11年間は掛け替えのないものになったという。「幼い頃に多くのことを経験できたのは恵まれていたし、特権だったと思います」とパリスは振り返っている。「父は私たちにきちんと教養や教育を身につけさせようとしてくれました。煌びやかで派手な世界や、ホテル暮らし、5つ星の場所だけでなく、私たちは何もかもを目にすることができたのです。私たちは第三世界を見ることもできましたし、本当に何もかもを見てきたのです」と続け、ショービズという煌びやかな世界だけでなく、実際の世の中で起きている様々なことを見せてくれたと明かした。(フロントロウ編集部)