アーミー・ハマーが舞台降板で声明を発表
食人願望やレイプ願望を持っていることを感じさせるダイレクトメッセージ(DM)の流出騒動に加え、元交際相手の女性からレイプ被害を告発されたことがきっかけで警察の捜査対象になっている俳優のアーミー・ハマーが、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で延期されたブロードウェイで上演予定の舞台『The Minutes(原題)』を降板したことがわかった。
アーミーは、「ステッペンウルフ(・シアター)でできた家族と一緒に、『The Minutes』に取り組んだすべての時間が私にとってかけがえのないものでした。しかし、今は家族のためにも自分自身と自分の健康に集中する必要があります。そのため、この作品で私がブロードウェイに戻ることはありません」と声明を発表。
また、アーミーが“家族”と称した制作チームも「アーミーは、『The Minutes』の舞台上や舞台裏で一緒に仕事をした私たち全員にとって大切な同僚です。私たちは彼の幸運を祈ると同時に、彼の決断を尊重します」とコメントを出している。
相次ぐスキャンダル発覚で俳優業に黄色信号
映画『君の名前で僕を呼んで』でティモシー・シャラメの相手役を演じてブレイクして以降、話題作への出演が目白押しで、今後さらなる活躍が期待されていたアーミーだが、関係を持った複数の女性から“裏の顔”を暴露されたことで、現在、俳優として窮地に立たされている。
相次ぐスキャンダル発覚によって、ジェニファー・ロペスと共演予定だった映画『Shotgun Wedding(原題)』や、映画『ゴッドファーザー』制作の舞台裏を描く新作ドラマ『The Offer(原題)』、UCP制作のドラマ『Gaslit(原題)』、マッツ・ミケルセン主演の映画『The Billion Dollar Spy(原題)』など、出演を予定していたすべての映像作品の降板を余儀なくされた。
また、アーミーは弁護士を通じて自身にかけられた疑惑を完全否定しているが、一連の騒動をうけて、所属する大手タレントエージェンシーのWMEはアーミーとの契約を解除。長年、パブリシスト(広報担当のエージェント)を務めてきた人物からも見限られたと米Hollywood Reporterは伝えている。(フロントロウ編集部)