ジャスティン・ビーバーが普通の感覚を失わなかったことは奇跡
2018年に人気シンガーのジャスティン・ビーバーと結婚して世界にその名を知らしめたモデルのヘイリー・ビーバーが、“本当の自分を知ってほしい”との思いから開設した自身のYouTubeチャンネルで精神科医のジェシカ・クレモンズ氏と対談。メンタルヘルスをテーマに様々な問題について話し合うなかで、10代前半でデビューして以来、ずっと好奇の目にさらされてきた夫ジャスティンについて触れる場面があった。
ご存じの方も多いと思うが、ジャスティンは順風満帆な音楽人生を送る一方で、若くして地位と名声を手にしたがために精神面で不調をきたしたり、薬物中毒に陥ったり、自身を取り巻く状況にもがき苦しんでいた時期もあった。
ヘイリーは「私の場合はもっと小さな規模だったけど、夫のジャスティンにいたってはみんなの前ですべてを経験し、全世界の前でたくさんの失敗をしなければならなかった。メディアの注目を浴びずに何かをすることは不可能だった」と言うと、「私はそんな彼のことをいつもかわいそうに思っていた。だって、彼の身に起きたほとんどのことが、彼の年齢なら誰しもが経験することなのに、それが大ごととして扱われていたから」とジャスティンに同情。
続けて、「彼にいつも言ってるんだけど、(スポットライトを浴びながら育ったにもかかわらず)彼が“普通”なことに感心してる。彼が精神的、感情的、肉体的に経験したことが一体どういうものなのか、私には到底わからない。でも、彼にものすごく大きな影響を与えたことは知っている」、「彼が成熟して安定した大人になれたことに感謝してる」と、過酷な環境のなかで育ったジャスティンが普通の感覚を失わなかったことに驚いていると同時に、安堵しているとも明かした。
ちなみに、「こんなに安定していて、予測可能な状態は生まれて初めて」と、つい最近、Billboardのインタビューで語ったジャスティンは現在、18時には仕事を切り上げて、妻のヘイリーとまったりしたあと、それほど遅くない時間に就寝し朝の8時までに起きるという、普通っぽい生活を送っているそう。(フロントロウ編集部)