ミック・ジャガーがデイヴ・グロールとのコラボ曲「Easy Sleazy(イジー・スレイジー)」をリリース。楽曲内のワクチン陰謀論に物申す一節について解説した。(フロントロウ編集部)

ミックがデイヴとのコラボ曲を発表

 イギリスの人気ロックバンドであるローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーが、元ニルヴァーナのメンバーで現在フー・ファイターズの一員として活躍するデイヴ・グロールとコラボした楽曲「Easy Sleazy(イジー・スレイジー)」をサプライズでリリース。

 ミックがロックダウンの中に書き、デイヴがドラム、ギター、ベースを担当し、ミックがボーカルとギターを務めた楽曲「Easy Sleazy」には、「ワクチンを打つと/ビル・ゲイツが血の中に入る/これはマインドコントロールだ」というワクチン陰謀論に物申す一節がある。

 ワクチン陰謀論とはマイクロソフト社のビル・ゲイツが、人体にマイクロチップを埋めて世界中の人のデータを収集するためにワクチンを使っているなど、アンチワクチン派が唱える都市伝説のこと。

なぜワクチン陰謀説を用いたのか

 ミックは、なぜ陰謀論のことを書いたのか米Rolling Stoneに質問されると、「いろいろなことについて比較的分別のある人でもどうしても理解できないことが1つはあるような気がする。あることないことを言い出す友人や関係者が何人かいる...。彼らはただ不合理なだけ。もちろん、そのことを人に話しても意味はない。彼らは理解していないから。彼らは自分が信じるものを手に入れ、それを信じているだけ。そして、きみが何を言っても、彼らはそれを信じてしまうんだ。合理的な考えは通用しない」とコメント。

画像: なぜワクチン陰謀説を用いたのか

 さらにミックは「これは本当に遠い昔のことだけれど、僕が子供の時、人々はポリオで死んでいったんだ。次の日にはいなかった。それが、ワクチンによって根絶された」とワクチンの存在意義に触れた後、反ワクチン派の人たちとは議論できないと語った。

 ミックはそんなワクチン陰謀論を唱える人に警鐘をならすように、ビル・ゲイツのマイクロチップが入るということは「マインドコントロールだ」と、楽曲の中で訴えた。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.