フィリップ王配がエリザベス女王の「ある行動」に苦言
現地時間4月17日、イギリス王室のエリザベス女王の夫フィリップ王配(享年99歳)の葬儀がウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行われた。
13歳の時に当時18歳だったフィリップ王配に一目惚れしたエリザベス女王は、その後、フィリップ王配と手紙を通じて連絡を取り合う間柄になり、1947年に結婚。チャールズ皇太子、アン王女、アンドルー王子、エドワード王子の4人の子供にも恵まれ、フィリップ王配は亡くなるまでの約73年間にわたってエリザベス女王のことを支え続けた。
そんなフィリップ王配がエリザベス女王との73年にわたる結婚生活で、たった一度だけ愚痴を漏らしたことがあったという。
フィリップ王配の伝記を執筆した作家で、王配と公私にわたって40年以上の付き合いがあったジャイルズ・ブランドレス氏が英番組『Lorraine』で語った話によると、フィリップ王配が苦言を呈したのはエリザベス女王の長電話。
フィリップ王配は“まったく理解できない”といった様子で、「彼女はいつも電話してるんだ。電話をしていない時はない。一体、誰とあんなに話してるんだ?」と、ブランドレス氏に語ったという。“パートナーの長電話にうんざりする”というのは、一般の家庭でもありそうな不満。ロイヤルファミリーという雲の上の存在であるエリザベス女王夫妻も普通の夫婦と同じだったなんて、ものすごく親近感がわく。
ブランドレス氏いわく、フィリップ王配がエリザベス女王に対する不満を漏らしたのは、後にも先にもこの一度きりだったそうで、「彼が女王への不満を口にしたのはその時だけでした。彼は自分の人生のすべてが女王をサポートすることだと理解していました。彼は一度も道を誤ることなく、いつも正しい日に、正しい制服で、時間通りに、彼女の一歩うしろを歩いていました」と振り返った。
ちなみに、気になるエリザベス女王の電話の相手について、ブランドレス氏は「女王は競馬に情熱を注いでおられたので、よく夜に馬の話をするために(競馬担当の)マネージャーに電話をしていました」と明かしている。(フロントロウ編集部)