ゼンデイヤが授賞式に登場
Essenceが主催している、ハリウッドや世界の文化に貢献してきた黒人女性を称えるBlack Women in Hollywoodは、これまで招待制の昼食会として開催されてきたけれど、2021年にはじめてオンライン上で一般公開された。
第14回Black Women in Hollywoodは、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』などに出演し、自身も同アワードを受賞しているラバーン・コックスが司会を務め、ウーピー・ゴールドバーグ、シンシア・エリヴォ、アンドラ・デイ、ストーム・リードなどが出席したのだけれど、その時のゼンデイヤの衣装に注目。
パワーショルダーとパフスリーブが融合した印象的なトップスに、深くスリットが入ったシックなブラックスカートを合わせたゼンデイヤ。じつはこの衣装、多くのアフリカ系モデルを起用したパイオニア的存在のエボニー・ファッション・フェアの立役者で、コスメブランドなども立ち上げたユーニス・ジョンソンが80年代に着用していたイヴ・サン・ローラン(Yves Saint Laurent)のオートクチュール。
このオートクチュールの貴重なアイテムは、ゼンデイヤのスタイリストであるロー・ローンチが個人的に所有していたもので、今回ゼンデイヤは約30年以上前のアイテムを身にまとうことができた。
ロウはアイテムだけの写真や、ユーニスが着用していた時の写真に「このルックをシェアするのを待っていた…。ゼンデイヤは、先駆者であるユーニス・ジョンソンが所有していた1982年のヴィンテージ・イヴ・サン・ローランのオートクチュール(私の個人的なアーカイヴ)を着ている。(ユーニスへの)敬意を表する」とキャプションをつけてインスタグラムで公開した。
そんな貴重な衣装を着用したゼンデイヤは「この賞は、私にとって本当にとても大きな意味があります」「私たちが賞を受け取っていることはわかっていますが、私は本当にすべての受賞者、この建物に入ったときに接することができたすべての黒人女性に、大きな感謝をしたいです。存在してくれてありがとう、そしてありのままでいてくれてありがとう」と授賞式でコメントした。(フロントロウ編集部)