ナタリー・エマニュエル、ヌードの要求と闘う
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のミッサンデイ役や映画『ワイルド・スピード』のラムジー役で知られるナタリー・エマニュエルが、ヌードになることを要求され、闘った経験について、米ポッドキャスト番組『Make It Reign』で明かした。
ナタリーの知名度をあげることになった『ゲーム・オブ・スローンズ』のミッサンデイは、劇中でヌードになるシーンがあった。彼女によると、それによって、他の作品でもヌードを要求されることになったという。
「『ゲーム・オブ・スローンズ』をやった時、ドラマにおけるヌードや特定のヌードシーンに同意した。他のプロジェクトでヌードは必要とされる時、私はドラマでやったことがあるから(ヌードになることに)オープンだろうと思われる。でも人々が気づいていないのは、私は1つのプロジェクトで(提示された)条件や特定のことに同意したけれど、それはすべてのプロジェクトに当てはまることではない。
『でもこの役にはそれが必要なんだ』と言われることもあったけど、『あなたがそう求めるのは問題ないけれど、私はそのレベルのヌードをすることに安心は感じられない。このぐらいであればする。このぐらいなら役柄に必要だと思うから、出来る』と返した。
正直に言って、もし誰かが『ヌードが必要だ』って感じだったとして、私は『そうですか、ありがとうございます。興味を持っていただいてありがたいですが、私はこの役柄にそれが必要だとは感じませんし、意見やクリエイティビティが異なりますね。違って良いです』って返すよ」
ヌードの要求には多くの女性俳優が闘ってきた
ある作品でヌードシーンがあったからといって、それはナタリーが役柄に必要だと感じ、特定の条件や決め事をしたうえで納得できたから。にもかかわらず、彼女としては不必要だと感じ、本人がやりたくないと思うヌードシーンの要求が増えたことを明かしたナタリー。
じつはこれに似た問題について、『ゲーム・オブ・スローンズ』でデナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークもたびたび口にしている。
エミリアは『ゲーム・オブ・スローンズ』自体でも不必要にヌードシーンが多かったと感じており、最終的にはヌードを要求してきた制作陣に「ファックユー」と言い放てるようになったという。
また、デナーリスを表現するうえで必要だったヌードシーンであっても、インターネットにはエミリアの体型についてコメントするユーザーが多く現れたため、「地獄のようにウザい。嫌になるし、疲れた。私はそれをキャラクターのためにやったの。私の乳首をチェックするような男たちのためにやったんじゃない。冗談じゃない」と、その思いをあらわにしていた。
その経験からか、エミリアとナタリーは、『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影現場でお互いを守りあっていたことを、ナタリーが過去に明かしている。
(フロントロウ編集部)