アリアナ・グランデのウェディングドレス姿がお披露目
5月15日に不動産エージェントのダルトン・ゴメスと晴れて挙式し、夫婦となったシンガーのアリアナ・グランデがカリフォルニア州モンテシトに所有する自宅で行なった結婚式の様子を収めた写真をいくつか公開した。
家族やごく親しい友人20名ほどを招いた、文字通りアットホームでささやかな宴となったというダルトンとの結婚式でアリアナが着用したカスタムドレスは、“ウェディングドレスの女王”と称されるデザイナーのヴェラ・ウォン(Vera Wang)が手がけたもの。
リリーホワイトのシルクシャルムーズ生地を使用したエンパイアウエストのコラムドレスは、立体的な胸元のデザインと大きく開いた背中から覗くブラストラップが特徴的なデザイン。
米Vogueによると、じつはアリアナは2018年のメットガラでVera Wangのドレスを着用した際、デザイナーのヴェラに「将来、結婚するときは、ウェディングドレスを作ってほしい」とお願いしていたそう。その約束通り、ダルトンとの結婚式でVera Wangのドレスを着用することとなった。
一方のダルトンが着用したのはTom Ford(トム・フォード)のタキシードとシューズだった。
憧れのオードリー・ヘプバーンがお手本
アリアナのウェディングルックのお手本となったのは、アリアナが憧れる俳優のオードリー・ヘプバーン。
スタイリングを手がけたスタイリストのミミ・カットレルは、オードリーが映画『パリの恋人』(1957年公開)で演じた主人公ジョー・ストックストンのウェディングドレスを参考にしたそうで、劇中の写真と比べると、確かに、てっぺんに白いリボンが装着されたベールがほぼ完全に一致している。
ジュエリーで“らしさ”を表現
ドレスに合わせたLorraine Schwartz(ロレイン・シュワルツ)のジュエリーは、パールとダイヤモンドが縦に並んだデザイン。これは、アリアナがプロポーズの際にダルトンから贈られた、ダイヤモンドとパールが寄り添うデザインの婚約指輪とコーディネートしたもの。
片方はパールが上でダイヤモンドが下、もう片方は逆の配置になったミスマッチなデザインで、これは、アリアナが2018年にリリースしたアルバム『スウィートナー(Sweetener)』の頃から取り入れている“写真や文字を逆さまにする”というテクにちなんで、彼女らしさを表現したものだそう。
ちなみに、アリアナにとって“逆さま”は、人生におけるどん底にも、その逆の頂点にも、今日の自分を構成する大切な瞬間として感謝しようという意味があるのだとか。
一時は不仲だったこともある父エド・ブテラとともにバージンロードを歩き、母ジョアン・グランデや兄のフランキーをはじめとする家族や友人たちに見守られながら、キャンドルライトに包まれてダルトンと愛の契りを交わしたアリアナ。式には愛犬たちも参加しており、幸せいっぱいな1日となった。(フロントロウ編集部)