ドリー・パートン、ばっちりメイクをしたまま就寝
美肌をキープする秘訣を聞かれたセレブたちが、真っ先に挙げるのが、「夜寝る前に必ず洗顔をしてメイクをしっかり落とす」というもの。
至極シンプルで基本中の基本だけれど、この方法にもう何十年も逆らいつつも、年齢に負けない美肌を保っている大御所セレブがいる。
それが、「ジョリーン」や「ジャスト・ビコーズ・アイム・ア・ウーマン」といった女性たちへのエンパワーメントソングを多く発表してきたことでも知られるカントリーシンガーのドリー・パートン(75)。
現在までに46枚のソロアルバムをリリースし、9つのグラミー賞を持つ、音楽界のレジェンドとして知られるドリーといえば、シンガーのマイリー・サイラスのゴッドマザーであることや、最近では、新型コロナウイルスワクチンの研究・開発に多額の寄付を行なったことで、若者世代にもよく知られた存在。
自身が開発を支援したワクチンの接種を受けるドリー。
デビュー当時からトレードマークともなっている“ばっちりメイク”でおなじみのドリーだけれど、就寝前にこのメイクを落とすことはないという。
「クレンジングやスキンケアはぜんぶ朝やるの。夜はずっとメイクをしっぱなし」と米WSJ Magazineに明かしたドリーは、その理由についてこう説明。
「だって、いつ地震や竜巻や嵐が来るかわからないじゃない。夜中に出かけなくちゃならないかもしれないもの! それに、家に帰ってすぐにメイクを解体してしまうのは好きじゃない。私のかわいそうな夫は、私の顔を見なくちゃいけないんだから!」
もしも夜中に何か起きても、絶対にノーメイクでは人前に出たくないというドリー。さらに、一緒に暮らす夫にも、できれば素顔を見せたくないため、ばっちりメイクのまま眠りにつくのだそう。
ちょっと自虐的で古風な考え方な気もするけれど、大スターであるドリーならではのこだわり。「朝起きたらまた最初から始めるの。メイクをしたら、日中はお直しをして乗り切る」と続けている。
肌や美容の専門家たちが口をそろえてタブーだということを長年実践しつつも、美しさが色あせないドリー。日本でも、美や健康にお金と労力を費やして実年齢よりも若く見せている人などを“奇跡の○○歳”と呼んだりするけれど、本来ならばドリーのような人が “奇跡”なのかもしれない。(フロントロウ編集部)