海外の若者がハマる「E-Girlメイク」
ここ数年海外のSNSで人気を集めているのは、エコフレンドリーでナチュラルな世界観を表現した「VSCOガールメイク」や、甘くて幻想的な世界観を表現した「ソフトガールメイク」など、自分の好きな世界観を自由に表現したメイク。
そんな2つのメイクに並んでトレンド入りしているのが、アニメやゲーム、インターネットなどのサブカルチャーの世界から飛び出してきたような「E-Girlメイク」。
2019年頃に誕生したこのメイクは、ここ数年一部の若者の間で人気を集めていたけれど、今年に入って本格的にトレンド入りして、多くの美容メディアも特集。TikTokでは現在、Egirlmakeupのハッシュタグがついた動画が1億4,000万再生、インスタグラムでも33万件を超える投稿数を誇っている。
E-Girlメイクは日本のアニメや原宿ファッションもルーツになっていて、メイクアップアーティストのニコール・ダコスタは、「アニメとゴスファッション、そして原宿からインスパイアされた、キュートでありながらエッジの効いたルックを作成するタイプのメイク」と米Ipsyで説明。日本のカルチャー好きを公言するラッパーのドージャ・キャットが披露するメイクも、海外でE-Girlメイクとして頻繁に紹介されている。
実際にどんな特徴があるかというと、明確なルールはないものの、目の下にハートなどのモチーフやそばかすを描いてカラフルなヘアに合わせるなど、アニメやゲームのキャラクターになりきったようなメイクを指すことが多く、見ているだけで楽しいものばかり。
黒のリップでゴスっぽく
黒のリップメイクを主役にしたE-Girlメイクは、ちょっぴりダークなゴスっぽいムードがカワイイ。目元にハートを描いたり、白いラインで傷っぽい線を描いたりと非現実的な世界観を表現しながらも、頬や鼻筋にチークをのせて血色感を出してバランスを取って。
カラフルなメイクとそばかすでアニメっぽく
鮮やかなカラーを使った大胆なアイメイクとそばかすメイク、下まつげを強調するつけまつげを取り入れて、アニメの世界から飛び出してきたようなE-Girlメイクに。カラフルなアイシャドウやアイライナーは、E-Girlメイクに取り入れられることが多い定番アイテム。
グラフィカルなアイラインが主役
まつげのキワとアイホールの上、目の下にトライバル柄風のグラフィカルなラインを描き、ラインストーンで飾ったE-Girlメイクは、まるでゲームのプレイヤーのよう。チークやアイシャドウは塗らず、リップはツヤのある赤リップに仕上げて。
顔全体をキャンバスのように使って
目元だけでなく、頬やおでこなど顔全体をキャンバスのように使って星や宇宙などスペーシーなモチーフを描いたE-Girlメイク。リップや頬、フェイスラインにパープルのコスメを使うことで、まるでパープルのオーラを放っているようで、特殊能力を発揮するヒーローになりきれそう。
SNSには、まだまだ個性豊かなE-Girlメイクがたくさん投稿されているから、気になる人はぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)