ヴィクシーのファッションショーが復活か
ミランダ・カーをはじめ、ジゼル・ブンチェン、ハイディ・クルム、アレッサンドラ・アンブロジオ、アドリアナ・リマなど“トップモデルの登竜門”とまで言われたランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレット。
しかしここ数年ヴィクトリアズ・シークレットが推す“理想の女性像”と、多様性を求めるようになった世間の流れとの間にズレが生じてきたことなどがあり、人気が低迷。
そこで2021年にはヴィクトリアズ・シークレットを立て直すために、新たなパートナーシップのプラットフォーム「The VS Collective」を発表。ブランドの未来をつくり多角的にアプローチしていくために、世界各国のさまざまな分野で活躍する個性豊かな7人の女性たちが招集された。
そんなヴィクトリアズ・シークレットの目玉と言えば、やはり世界中が注目するファッションショー。毎年、豪華アーティストによるパフォーマンスだけでなく、ジュエリーがあしらわれた1億円以上するファンタジーブラが登場するなど、華やかな世界観で多くの人を魅了してきた。
このショーはヴィクシーに対して“スリム至上主義”などの批判が集まっていた2019年に初めて中止となり、それ以降もファッションショーを再開する気配を見せなかった。だが今回、ヴィクトリアズ・シークレットの最高経営責任者であるマーティン・ウォーターズは、電話会議で投資家に向けて、「私たちの意図は、文化的に適切な方法でファッションショービジネスに復帰することです」「ファッションショーが我々のビジネスの一部になることを期待してください。我々はそれを再定義します」と語り、ファッションショーを復活させることを明言した。
経営陣を刷新し、女性に寄り添うブランドへと新しく生まれ変わるヴィクトリアズ・シークレット。開催の時期は明言しなかったものの、今後、ファッションショーの方も新しく生まれ変わったものが見られる予感。(フロントロウ編集部)