俳優としてのニコール・キッドマン
映画『ムーラン・ルージュ』や『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』、ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』などで知られるニコール・キッドマンは、夫でカントリーシンガーのキース・アーバンと今年で結婚15周年。現在でもラブラブで知られる2人は、頻繁にインスタグラムに2人の写真を投稿したり、インタビューでお互いへの愛を語ったりしている。
しかし、ニコールが俳優である以上は、ある困難も2人の前に立ちはだかることになる。それは、ニコールが出演する作品でのベッドシーン。
愛する人が、演技であっても他の人とベッドの上で一緒になっている姿は見たくないものだが、キースはどう思っているのだろうか? ニコールによると、形は違えど、音楽という作品づくりを行なうキースは、彼女の仕事を理解しているという。米Daily Popでこう明かした。
「夫はアーティストだから、すべて理解してる。そして彼は私の作品に関わることはないし。彼は作品のすべての編集が終わってから見るからね。
彼は脚本を読むこともしない。セットで何が起こっているのかも知らない。彼には彼が完璧に入れ込んでいるキャリアがあるから、私が何をしているかはあまり知らないの」
おしどり夫婦として有名なニコールとキース
作品づくりを理解したうえで、ニコールの仕事に適度な距離を置き、自分は自分の仕事に集中しているというキース。しかしニコールからその仕事内容について話せば、全力でサポートしてくれる夫でもある。
『ビッグ・リトル・ライズ』でニコールが演じたセレステは、夫からの酷い暴力に苦しんでいる女性であり、演じたニコールも撮影中は「危険を感じていたし、動揺した」と明かしている。
そんな撮影をやりきれた理由として、ニコールは、「でも私には規格外に優しいパートナーがいるからね」と話しており、キースが現実で支えになってくれたという。
また、キースの仕事に踏み込まないようにしているのはニコールも同様。2018年に発売されたキースのアルバム『Graffiti U』の収録曲「Gemini」には、彼女との夜の生活に触れた歌詞があるのだが、それについてニコールは、「彼の作品を制限しないようにしてるけど、これはさすがに少し恥ずかしいよね。でも『あぁもう、マンネリだよ。努力してくれよ、ニコール!』とか言われるよりはマシかな(笑)」と反応していた。
ニコールとキースの夫婦円満の秘訣は、そんな2人の態度にもあるのかもしれない。
(フロントロウ編集部)