ディズニー作品はネタバレ徹底禁止
アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーといえば、映画制作からテーマパーク経営まで世界中で様々な事業を展開する世界有数の大企業。
その傘下には、マーベル・スタジオやルーカスフィルムといった映画制作会社が多くあり、MCU作品や『スター・ウォーズ』シリーズもディズニーが配給している。
そしてディズニー関連作品といえば、ネタバレを徹底的につぶす方針で知られる。MCU作品に出演した俳優たちがネタバレをしないように指導されていることは有名だが、『スター・ウォーズ』作品でも同様だという。
『スター・ウォーズ』、驚きのオーディション
2018年に公開された『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ映画であり、ハン・ソロの若かりし頃を描いた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でキーラを演じたエミリア・クラークは、配信日未定のMCUドラマ『Secret Invasion(シークレット・インベージョン)』に出演することが決定しており、MCU入りすることが明らかにされている。
米Varietyのインタビューで、マーベル・スタジオとの初めてのミーティングはセキュリティチームとのものだったと話したエミリアは、さらに続けて、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のオーディションでは、なんと受けている役が何なのか知らされなかったという驚きの事実を明かした。
「(マーベルの)制作陣は、自分たちが行なっていることが大の得意。そのハイレベルな中にいられるのは素晴らしい。でもマーベルや『スター・ウォーズ』は、嘘のオーディション用の脚本の一部を渡すの。『スター・ウォーズ』では、私がやったのは音楽プロデューサーというでっちあげられた役だった」
その俳優が役柄に合っているかを見るのがオーディションだが、たとえ別の存在しないキャラクターを演じさせたとしても、その演技力は測れるということだろうか。
ちなみに、エミリアの他にキーラ役のオーディションに2度以上呼ばれるほど有力候補だったのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『マトリックス レザレクションズ』のジェシカ・ヘンウィック、MCU作品でヴァルキリーを演じるテッサ・トンプソン、『ザ・バットマン』でキャットウーマンを演じるゾーイ・クラヴィッツ、そして実写版『アラジン』のジャスミン役で知られるナオミ・スコットなどだったという。
ちなみに、MCU入りしたエミリアの肩にかかる“ネタバレをしてはいけない”というプレッシャーはかなり大きいようで、「じつは、恐怖を感じながら過ごしてる。もし何かが起こって、私が何かを言ってしまって、チームで騒ぎになるんじゃないかって」と、英Digital Splyのインタビューで明かしている。
(フロントロウ編集部)