リゾのツイートが発端となり論争が勃発
これまで音楽界に多大なる功績を残してきたアーティストにはそれぞれ敬称があり、マイケル・ジャクソンはキング・オブ・ポップと呼ばれていたりする。今回その「敬称」のせいでちょっとした論争が起こっている。
ことの発端はシンガーのリゾが「アッシャーはキング・オブ・R&B。ありがとうアッシャー」とツイートし、その後「キング・オブ・ポップはマイケル・ジャクソン、クイーン・オブ・ポップはジャネット・ジャクソン、プリンス・オブ・ポップはビーバー、プリンセス・オブ・ポップはブリトニー・スピアーズ、ザ・ポップ・プリンセスはリアーナ、クイーン・オブ・ミュージックはビヨンセ」と続けたこと。
この時、リゾはクイーン・オブ・ポップをジャネットとしたが、世間的にはマドンナがクイーン・オブ・ポップと呼ばれており、この認識の違いがマドンナのファンから反感を買い、誰がクイーン・オブ・ポップに相応しいかという論争を生み出した。
King of Pop- Michael Jackson
— ALL THE RUMORS ARE TRUE (@lizzo) August 29, 2021
Queen of Pop- Janet Jackson
Prince of pop- Bieber
Princess of Pop- Britney Spears
The Pop princess- Rihanna
Queen of music- Beyonce https://t.co/98Zq8ZOH25
リゾのツイッターのコメント欄には、それぞれが思うクイーン・オブ・ポップなどが書かれていたが、あるマドンナのファンが、マドンナとジャネットを比較し、何故マドンナがクイーン・オブ・ポップと呼ばれているかとこれまでの記録を含めツイート。すると、この論争にシンガーのチャーリー・プースが苦言を呈した。
「どうして2人を競争させないといけないの?」
チャーリーはそのツイートを引用する形で「どうしてこの2人を競争させなければならないの?2人とも、視覚的にも音楽的にも、信じられないほど革新的」とツイートして、この論争に終止符を打つかのように物申した。
Ugh why do we have to pin them both against each other in competition? Both were/are incredibly innovative sonically visually and musically. https://t.co/yVuakMSP4i
— Charlie Puth (@charlieputh) August 30, 2021
マドンナもジャネットもそれぞれ革新的な作品を生み出し、確固たる地位を築いてきたアーティスト。
音楽界には女性同士を敵対させようとする風潮が根強く残っており、これまでビヨンセとリアーナ、ピンクとブリトニー・スピアーズとクリスティーナ・アギレラ、デュア・リパとリタ・オラなどが対立しているように騒がれ、ケイティ・ペリーがアーティスト同士の対立が煽られるのは女性同士の場合がほとんどだとして、「ナイル・ホーランとショーン・メンデスの争いなんて見たことがないし、エド・シーランとジャスティン・ビーバーが争っているなんて記事も読んだことがないでしょ?」「それなのに、女性のパフォーマーについては、毎日そういうことが言われてる」とBeats 1のゼイン・ロウの番組に出演した際に批判したことがあった。(フロントロウ編集部)