サヴェージ×フェンティのショーに出演したトロイ・シヴァン
今や様々な分野で実業家として多大な成功を収め、今年8月には10億ドル(約1,100億ドル)以上の資産を所有する「ビリオネア」にも認定されたリアーナが先日、毎年恒例となっている、自身のランジェリーブランドであるサヴェージ×フェンティ(Savage x Fenty)のファッションショーを開催。併せて、Amazonプライム・ビデオでも配信された。
今年はヴァネッサ・ハジェンズやサブリナ・カーペンターというディズニー・チャンネルのスターが出演したことも話題になったこのファッションショーでは毎年、多様なモデルを起用してきたことで知られる。
今年、そんなショーに初出演を果たした1人が、ゲイであることを公表しているオーストラリア出身のシンガーであるトロイ・シヴァン(26)。
新型コロナウイルス感染防止のために、最近までオーストラリアで隔離生活を送っていたというトロイだが、大ファンだというリアーナから出演を依頼されたことで、すぐに出演を引き受けたという。「3日前まではオーストラリアでロックダウン中だったから、0から100まで状況が一変したんだ。最高のことだったよ」とトロイはショーのレッドカーペットで米ETに語っている。
「どうやらリアーナが僕にショウに参加してもらいたいらしいというメールをもらってね。すごいことだと思ったよ。彼女のことは大好きなんだ。みんなもそのことは知ってくれていると思うけど、ずっと昔から大好きだったんだ」。
トロイ・シヴァンが語る、サヴェージ×フェンティのショーの重要性
米ETとのインタビューで、トロイは、多様なモデルを起用するサヴェージ×フェンティのショーがいかに重要な意味を持っているかについても語っており、「ファッションショー以上のものなんだ。あらゆる点で重要なんだよ」とした上で、自身が過去に抱えていたという“自分らしさ”への葛藤に言及しながら、次のように続けた。
「幼い頃に自分のセクシャリティに葛藤を抱え、大人になってからもボディイメージに悩まされていた者として、(このショーは)とても重要だった」。
「あらゆる人たちが集結したのは最高だったし、セクシーさも感じられて、クールだった。そうやって人間らしさを祝福するのは、本当に素晴らしいことだよ」と振り返った上で、「僕はすごくエンパワーされているよ」と語ったトロイ。彼の発言は、あらゆる人々をモデルとして起用することで、多様な人たちのレプリゼンテーションを高めることの大切さを改めて示すものだと言える。(フロントロウ編集部)