アン・ハサウェイがアフガニスタンを例に出して語る
UN Women親善大使である俳優のアン・ハサウェイが、国連によるSDG Action Zoneのオープニングセッションにオンライン参加。女性の権利について思いを語った。
まずアンは、UN Women、メキシコ政府、フランス政府が立ち上げた「ジェンダー平等を目指す全ての世代フォーラム(Generation Equality Forum/GEF)」が各国で女性や少女のエンパワーメントを引き起こしていることに触れたうえで、最近では世界で真反対の物事が起こっていると指摘。
女性の権利を著しく制限するタリバンが政権を掌握したアフガニスタンの現状に触れ、人権は簡単にはく奪されうると口にした。
「タリバンとアフガニスタンは、暴力的な過激派のミソジニーをまざまざと見せつけ、ジェンダー平等の進展はどれだけ簡単にひっくり返されるかを強調しています」
女性へのパンデミックの影響は大きい
また、世界中で女性の権利に大きな影響を与えたのが、新型コロナウイルスによるパンデミック。
多くの女性が仕事を失ったり、子供の世話や家庭学習をしなければいけなくなったりした。その状況をアンは、「女性は、この危機の衝撃吸収材になった」と表現。
そして、この問題に取り組むためには、「私たちは、ケア労働をサステナビリティと経済の中心に置き、その仕事を適切にサポートし、評価しなくてはならない」と語った。
アンは最後に、「今の私たちの行動や判断が、未来を決めます」とし、各国の政治家やビジネスリーダーたちに、変化のために行動を起こすように求めた。
(フロントロウ編集部)