モデルのエミリー・ラタコウスキーが、自身を一躍有名にした「Blurred Lines」のミュージックビデオの撮影中にセクハラ被害にあっていたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

エミラタが過去のセクハラ被害を告白

 その抜群のプロポーションでファンから“神ボディ”と称されるモデルのエミリー・ラタコウスキーが、今年11月に出版予定の著書『My Body(原題)』で過去のセクハラ被害について告白していることがわかった。

画像: エミラタが過去のセクハラ被害を告白

 ご存じの方も多いと思うが、エミリーは今から約8年前の2013年、シンガーのロビン・シックとファレル・ウィリアムス、ラッパーのT.I.がコラボした大ヒット曲「Blurred Lines(日本版:ブラード・ラインズ〜今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪)」に上半身裸で踊りまくる役で出演し、一躍時の人となった。

 英The Sunday Timesによると、『My Body』には、「Blurred Lines」のミュージックビデオの撮影中に“ロビンから胸を触られた”といった内容の記述があるという。

 以下、The Sunday Timesに掲載された『My Body』の一文。

 「突然、どこからともなく、露わになった私の胸をうしろから見知らぬ人の手が包み込むような冷たさと異質さを感じた。本能的にその場から遠ざかり振り返ると、そこにロビン・シックがいた。彼はまぬけな笑みを浮かべながらうしろによろめいた。彼の目はサングラスで隠されていた。私はセットの奥の暗闇を見ていた。すると、(監督のダイアン・マーテルが)声を震わせながら私に向かって『大丈夫?』と叫ぶのが聞こえた」

 このときのロビンの様子について、「少し酒に酔っていて、(ミュージックビデオの中の彼と同じように)楽しんでいるようには見えなかった」とエミリーは付け加えている。

 また、この出来事によって「その日初めて自分が裸なんだということを実感した」というエミリーは、屈辱を感じながらもその感情を押し殺して何事もなかったかのように振る舞ったそうで、「ロビン・シックのあの行動が、私たち女性は権限やコントロールする力を持っていないということを撮影現場の全員に思い出させた。彼のミュージックビデオで踊りまくる裸の女の子としての私には何の力もなかった。私は雇われたマネキンにすぎなかった」と綴っている。

 ちなみに、当時現場にいて一部始終を目撃したとされるマーテル監督は、The Sunday Timesの取材に対し、「『一体何してるの?撮影はもう終わりにする!』と叫んだのを覚えています。ロビンはきまり悪そうな感じで謝っていました。でも、エミリーの気持ちを理解しているようには見えませんでした。エミリーはとてもプロフェッショナルで、撮影を続けてもいいと言ってくれました」と答え、『My Body』に書かれていることはすべて事実だと認めた。(フロントロウ編集部)

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