『チャリエン』、ルーシー・リューとビル・マーレイの騒動
ドリュー・バリモア、キャメロン・ディアス、ルーシー・リューが主演を務め、2000年に公開された映画『チャーリーズ・エンジェル』。
1970年代〜80年代にアメリカで放送された同名ドラマの初めての映画化作品となった本作は大ヒットを記録し、2003年には続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』が公開。さらに、2019年にはクリステン・スチュワートらの主演でリブート版が公開されるなど、今でも高い人気を誇る作品誇っている。
そんな本作にまつわる騒動としてたびたび話題に上がるのが、アレックス役のルーシーとボスレー役のビル・マーレイの間で撮影当時に起きた確執。
これまではルーシーとビルの間で口論が起き、ルーシーがビルを殴ったというウワサがまことしやかにささやかれてきたが、2021年7月、当時制作アシスタントを務めていた人物が21年ぶりに騒動の真相を明かして話題が再熱。
その人物の証言によると、ある日ビルが監督やスタッフ、キャストを含む全員になんの許可もなく脚本を変えたことに端を発し、ビルの心ない発言によってルーシーが逆上しただけで、口論にこそなったが、殴ってはいないことが明らかになった。
ルーシーはその証言に対し、ビルは自分が不在の間に脚本の見直しが入り、書き換えられたことで悪態をつき始め、ルーシーに「詳細までは話せない」ような悪口を言ったために、ルーシーは言い返したのだといっている。
そんな一連の騒動について、共演者のドリューもついにその口を開いた。
ドリュー・バリモア「私たちは皆、彼女をサポートし、応援し、前に進んだ」
自身のトーク番組『ドリュー・バリモア・ショー』にて騒動に触れたドリューは、7月に元スタッフが事件の真相を話した後に、ルーシーをサポートするためのビデオを公開する予定だったことを明かした。ただ、ドリューが完成したビデオをルーシーに送ると、ルーシーは、「必要ないよ」と答えたため、ビデオの公開には至らなかったそう。
そして、「実際に起こったことは、ビルはただ...その、コメディアンには時々少し暗いところがあるでしょ、彼はただ機嫌が悪かっただけ」と、ビルを擁護したドリュー。
「ルーシーがどれだけ自分のために勇気を振り絞ったか。そしてそれは不幸な状況から生まれた素晴らしいことだった。彼女は文字通り、『あなたのそのような行動は受け入れられません』と言った。私たちは皆、彼女をサポートし、応援し、前に進んだ」
ドリューは最後に、「当時も今も彼女を尊敬してる」と言い、同僚が職場で侮辱されたときに、サポートする立場としての役割を果たすことの重要性を強調した。(フロントロウ編集部)