ハリウッドの映画業界での男女平等を目指し、偏見をなくすための団体Women In Film主催のアワードWIF Annual Galaが開催。ジェーン・フォンダやジーン・スマート、ザジー・ビーツなどが来場し、ゼンデイヤが大賞のクリスタル・アワードを受賞した。(フロントロウ編集部)

映画業界で働く女性たちの活躍を支えるWomen In Filmのアワードが開催

 Women In Film(ウーマン・イン・フィルム/WIF)は、1973年に「Women In Film Los Angeles」の名で設立され、現在も活動を続ける団体。ハリウッドにおいて、映画業界で働く全ての女性のキャリアを支え、前進させて、平等を達成し、文化を変革することを目標にしている。

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 この度開催されたアワード「WIF Annual Gala」は、Women In Filmが毎年開催しているもので、コミュニティや起業家精神、女性たちの代弁者となった人々を祝うためのもの。特に、映画業界全体で男女平等を推進するための新境地を開拓した女性を称える。

 今回、対象となるクリスタル・アワードを受賞したのは、映画『スパイダーマン』シリーズや『DUNE/デューン 砂の惑星』のゼンデイヤ。彼女は受賞のスピーチで「あなたがドアを開けたとき、あなたは他の人も入ってこられるようにドアをこじ開けておかなくてはいけません。私は、権力を持つすべての人にお願いしたい。できることを証明するチャンスを人々に与えてあげて。輝く時間を与えて、機会を与えて。必要なのはそれだけだから。ネットワークを広げ、さまざまな人と会い、色々な場に参加して、お金をもらう機会をあげて」とコメントした。

 ちなみに前回のクリスタル・アワード受賞者はブリー・ラーソン。それ以前には、エリザベス・バンクス、タラジ・P・ヘンソン、ハル・ベリーなどが受賞している。

 また、現在83歳で活動家としても知られるジェーン・フォンダは、今回初めて設けられた「ジェーン・フォンダ人道主義賞」の受賞者となり、「この賞は、私の世代よりも良い仕事をしてくれることを期待する、新しい世代の活動家たちに毎年引き継がれていくトーチだと思います」とコメントした。

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 Women In Filmに集まった寄付金は、団体の教育および慈善プログラムと、業界全体の女性の男女平等の擁護を支援するために利用される。(フロントロウ編集部)

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