ゲッティイメージズxダヴの共同プロジェクト「#ShowUs」
“美しい人”とはどんな人か?
世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」のウェブサイトでは、「リアル・ウーマン」(+150%)、「ナチュラル・ビューティー」(+100%以上)、「ボディ・ポジティブ」(+470%以上)の検索数が増加しているほか、「unretouched(無加工)」や「オーセンティック・ウーマン(リアルな女性)」などの新しい検索語が登場しており、女性たちの自然でありのままの姿を表現するビジュアルが求められていることがデータからも伺える。
そんななか、ゲッティイメージズがユニリーバの美容ブランド「Dove(ダヴ)」と一緒に2019年に立ち上げた「#ShowUs」は、「女性のありのままの姿を見せることで、美に対する固定観念を変えていく」ことをミッションに掲げた共同プロジェクト。
#ShowUsプロジェクトでは2020年からは、性自認が女性またはどちらでもないノンバイナリーのフォトグラファーや映像制作者の活動を支援することを目的に、「#ShowUs」助成金プログラムを開始。女性やノンバイナリーの人々のありのままの姿を描いたビジュアルコンテンツを制作している、世界中の性自認が女性またはどちらでもないノンバイナリーのクリエイターを対象に、これまで3度の助成金プログラムを実施し、389の応募の中から、5名に対して、総額30,000ドル(約330万円)を支給してきた。
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4回目のShowUs助成金プログラム、日本語でも応募可能!
前回の「#ShowUs」助成金プログラムのテーマは「リーダーシップ」だったが、9月16日(木)から募集が始まった4回目の助成金プログラムのテーマは「ボディ・ポジティブ」。各国で活躍するクリエイターを含む5名の審査員によって選ばれた2名に対して、各5,000ドル、合計10,000ドルの助成金が給付される。日本語でも応募でき、応募終了は日本時間10月25日(月)16時59分。
第4回「#ShowUs」助成金プログラム概要
「ボディ・ポジティブ」をテーマに、包括的なビジュアルコンテンツを制作することを目的としたプロジェクトを募集。コミュニティにおける、あらゆる女性やノンバイナリーのリアルなストーリーを描き、美に対する固定観念を打破する最も「ボディ・ポジティブ」なプロジェクトの応募者 2 名に対して、各 5,000 ドル、合計 10,000 ドルの助成金を給付します。「世界をビジュアルで変えていく」というゲッティイメージズの理念に賛同し、各国で活躍するクリエイターを含む 5 名が審査員をつとめます。
■応募期間:2021 年 9 月 16 日(木)~10 月 25 日(月)16 時 59 分(日本時間)
■応募方法:応募サイトよりオンラインで応募
■応募条件:プロフェッショナルとしてのキャリアが 3 年未満の、性自認が女性またはどちらでもないノンバイナリーの写真家、映像制作者
■応募要項(公式英語サイトより応募。応募は日本語でも可能。)
・プロフィール
・これまでの活動内容や実績
・オンライン作品集へのリンクの提出
・プロジェクトの企画書:概要と目的、プロジェクトを通して「#ShowUs」の理念をどう世の中に発信していくかの説明(500~1000 文字程度)など
■審査員一覧
1) Imogen-Blue Hinojosa – アメリカとイギリスを拠点に活動する、アーティスト、映像作家
2) Sarah Waiswa - African Women in Photography の創設者
3) Shina Peng – 東京、台北、ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー
4) Leandro Barreto - Dove グローバル、バイス・プレジデント
5) Reya Sehgal - ゲッティイメージズ、クリエイティブ・インサイト・マネージャー
■受賞者の特典(一人当たり)
・助成金:5,000 ドル
・活動支援:ゲッティイメージズと iStock のサイト上で、受賞した作品のライセンス費100%払出。また、受賞者にはメンタリングサポートとガイダンスが提供される。
(フロントロウ編集部)
(フロントロウ編集部)