エマ・ワトソンが憧れの人物と対面
現地時間10月17日にイギリスはロンドンのアレクサンドラ・パレスで開催された「2021 Earthshot Prize(アースショット賞)」に出席して、2019年に公開された映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のプレミア以来、およそ2年ぶりに公のイベントに姿を見せたエマ・ワトソン(31)。
このアワードは、イギリス王室のウィリアム王子が設立したもので、2021年から2030年まで毎年、「自然保護と回復」、「海の蘇生」、「大気の浄化」、「廃棄物のない世界の創成」、「気候変動の修復」という5つの部門で功績をあげた人を称えるもの。これまでにもサステナブルなアイテムを積極的に身につけてきたエマはこの日、古いウエディングドレスをリメイクしたハリス・リード(Harris Reed)のドレスで出席したことも話題になった。
2年ぶりに公の場に姿を見せたことや、彼女らしい、地球に優しい衣装が話題になったエマだが、イベントでは、自身のアイドルと対面を果たしていたよう。その人物とは、元アメリカ副大統領で、2006年に環境問題を扱ったドキュメンタリー映画『不都合な真実』を制作するなど、気候変動の問題に長年取り組んできたことで知られるアル・ゴア氏。
同じく環境問題について積極的に取り組んできたエマにとって、ゴア氏との対面は“死ぬほど”嬉しいことだったようで、インスタグラムで次のように報告した。
「死んだ。私のアイドルの1人と会い、インタビューできたことはすごく非現実的な体験だった。私がアル・ゴアを尊敬する数ある理由の1つは、彼は2000年に大統領選という一世一代の闘いに(耐えがたいほどのごくわずかな差で)敗れてしまったのにもかかわらず、屈辱や喪失、敗北に屈せず、自分自身で始めた取り組みを続けているということ。彼は何年も逆流に見舞われてきたけど、泳ぎ続けてきた。だからこそ、私にとってはヒーロー。ありがたいことに、今や気候変動への取り組みはメインストリームのものとなって、波も彼と同じ方向へと流れを変えた。今では、私たちみんなが彼と泳いでいる」
アル・ゴア氏と対面を果たした際の衣装もサステナブルのもの
ちなみに、エマがゴア氏と対面した際に着用していた衣装も、サステナブルな素材を使用して作られたもの。エマはエミリア・ウィックステッド(Emilia Wickstead)のセットアップを着用していたのだが、これは2022年のリゾート・コレクションの際に余った素材を使用して作られたもので、62%がリサイクル素材で作られている。
エマはこのセットアップをかなり気に入ったようで、「これからたくさん着るつもり!」とインスタグラムに綴っている。(フロントロウ編集部)