ヘイリー・ビーバーが亡くなった撮影監督をしのぶ
シンガーのジャスティン・ビーバーの妻でモデルのヘイリー・ビーバーが、映画『Rust（原題）』の撮影現場で起きた銃誤射事故について自身のインスタグラムを通じてコメントした。
ご存じの方も多いと思うが、先日、米ニューメキシコ州で撮影中だった映画『Rust』のセットで、撮影監督のアリナ・ハッチンスが小道具の銃の誤射によって亡くなる事故があった。この事故でジョエル・ソウザ監督も負傷し病院に搬送されたが、現在は回復している。公開された裁判資料や捜査令状によると、銃に弾が装填されていることを知らずに撃った主演俳優のアレック・ボールドウィンは、事前に助監督から“安全だ”と伝えられていたそうで、アレックに銃を渡した助監督やアーマラーと呼ばれる武器係の確認不足が事故の原因と見られている。
以下、ヘイリーのコメント。
「アリナ・ハッチンスの家族に私からすべての愛を送ります。今回のことは本当に想像を絶する壊滅的な悲劇です。また、ジョエル・ソウザ監督の回復を心より願っています。関係者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます」
©︎Hailey Bieber/Instagram
ヘイリーの父で俳優のスティーヴン・ボールドウィンはアレックの弟で、ヘイリーはアレックの姪にあたる。
監督や共演者も追悼コメントを発表
事故の際に肩を負傷して病院で治療を受けていると報じられたソウザ監督だが、すでに退院しており、「友人であり同僚でもあるアリナを失ったという事実に胸が張り裂けそうです。彼女は優しくて、活気があって、信じられないほどの才能を持っていて、あらゆる局面で戦いの姿勢を見せ、つねに私を向上させてくれました。この最も困難な状況に直面する彼女のご家族に心よりお悔やみ申し上げます。 また、映画製作者のコミュニティ、サンタフェの人々、そして何百人もの見知らぬ人々から寄せられた愛情に恐縮すると同時に感謝しています。間違いなく私の回復の助けになっています」と声明を発表。
また、『Rust』の出演者からもアリナの死を嘆く声があがっている。
フランシス・フィッシャー
「親愛なるアリナへ、どうか安らかにお眠りください。私はあなたの仕事を見るのが大好きでした。あなたの強烈な集中力と現場での生き生きとした姿はとても素晴らしいものでした。キャストとクルーの集合写真で私の隣に立ってもらったのは、男性以外の撮影監督が少ないなかで、あなたを正面に立たせたかったからです。いつかその勇気が出たとき、ここに書きたい映画『許されざる者』（※フランシスの過去の出演作）のセリフがあります。それがすべてを表していると思います。それまでのあいだ、私の祈りをあなたの家族と、あなたを愛し、恋しいと思っているすべての人に捧げます」
ジョシュ・ホプキンス
「ご想像のとおり、キャストとスタッフ全員が想像を絶するような悲しみとショックを受けているなか、温かい支援と愛を寄せてくださった人たちに感謝します。続けて、誰かが傷つくような盲目的な憶測や誤った情報がすでに多く出回っています。このような悲劇を二度と繰り返さないためにも、どうか捜査の結果を待ちましょう。アリナはとても寛大な優しさを持っていて、本当に素敵な人で、勇敢な芸術家でした。彼女の最大の喜びは映画制作でした。その彼女の夫であるマシューと息子さんのことを、どうか心に留めておいてください」
（フロントロウ編集部）
