エマ・コリンが演じるチャタレイ夫人
Netflixドラマ『ザ・クラウン』でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したエマ・コリンが、イタリアの水の都ヴェネチアで新作映画『チャタレイ夫人の恋人』の撮影に臨む姿をキャッチ。
イギリス人作家D・H・ローレンスがフランスとイタリアで1928年に発表した原作『チャタレイ夫人の恋人』は性愛を描いた作品として当時は大きな物議をかもし、アメリカでは1959年、イギリスでは1960年まで正式に出版されなかった。また出版に際して、イギリスや日本など複数の国で裁判になっている。
エマが演じるのは、主人公のチャタレイ夫人。上流階級である彼女は、夫クリフォード・チャタレイとの結婚に愛がないことに気がつく。そして、労働者階級である猟場番人のオリヴァーと恋に落ちる…。
これまでに何度も映像化されてきた『チャタレイ夫人の恋人』だが、今回はエマが夫人を演じ、その相手を、ドラマ『Skins-スキンズ』や映画『不屈の男 アンブロークン』のジャック・オコンネルが務めるとなれば期待は高まる。
今回の撮影で目撃されたのは、エマだけ。作品の時代設定に合わせた衣装を身につけ、ヴェネチアの風に吹かれるエマ。そんな彼女の輪郭を陽の光が照らし、なんだかアンニュイな雰囲気に。
エマといえば、『ザ・クラウン』では故ダイアナ妃を演じ、ハリー・スタイルズと共演した『My Policeman(原題)』ではエマの出演シーンは1950年代が舞台。映画『Misbehaviour』は1970年の出来事が基になっており、時代設定が過去の作品でも馴染む俳優といえる。そんな彼女は、『チャタレイ夫人の恋人』ではどのような演技を見せるのだろうか。
『チャタレイ夫人の恋人』は、3000ピクチャーズとNetflixが制作。ドラマ『ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~』や『見せかけの日々』のロール・ドゥ・クレルモン=トネールが監督を務める。
(フロントロウ編集部)