ケンダル・ジェンナーやストーミと一緒にアストロワールドを訪れたカイリー・ジェンナー
現地時間11月5日に米テキサス州ヒューストンで開催されたトラヴィス・スコット主催のフェスティバル「アストロワールド」で、トラヴィスのパフォーマンス中にステージの前に観客が殺到し、これまでに8人が亡くなり、300人以上の怪我人が出る悲劇が発生した。亡くなった犠牲者のなかには、14歳と16歳の犠牲者もいたことが判明している。
悲劇はトラヴィスのパフォーマンス中に起きており、会場の異変に気がついたトラヴィスが何度かパフォーマンスを中断する場面もあったものの、パフォーマンスを中止することはせず、続行していた。トラヴィスはこのことについて、フェスティバル終演後に発表した声明のなかで、「もし自分が起きていることに気づけていれば、ショウを中断して、必要としている支援をしていました。事態の深刻さに気づくことができていませんでした」と述べ、パフォーマンス中には事態を把握できていなかったとした。
フェスティバルの会場には、現在、トラヴィスとの間に第2子を妊娠中のリアリティスターであるカイリー・ジェンナーの姿も。米E!Newsによれば、カイリーはアストロワールド初日の会場を、トラヴィスとの第1子である3歳のストーミと姉であるケンダル・ジェンナーと共に訪れていたものの、3人とも怪我はないという。
カイリーはトラヴィスがパフォーマンスをしている動画をSNSにアップしていたのだが、悲劇が起きていてもなお、SNSにアップを続けていたことから、批判の声が寄せられていた。
カイリー・ジェンナーが声明を発表
そうしたなか、今回、カイリーがアストロワールドで起きた悲劇についてインスタグラムストーリーズで声明を発表した。
©️Kylie Jenner/Instagram
「トラヴィスと私は心を痛め、打ちのめされています。私の思いや祈りは、昨日のイベントで亡くなってしまった方々や怪我をされた方々、いかなる形であれ影響を受けた方々と共にあります」とコメントしたカイリーは、「トラヴィスに関して、私は彼がファンやヒューストンのコミュニティのことを心から気にかけていることを知っています。私が明確にしておきたいのは、公演終了後にニュースで見るまで、観客が亡くなったということについて知らなかったということです」と自分たちは会場で起きていることに気がついていなかったと続けた。
続けて、カイリーは動画を撮影し続けた自身への批判に反応を示す形で、事態を把握していれば「撮影もパフォーマンスも続行していなかったでしょう」とコメント。声明を次のように締めくくった。「難しい時を過ごされている家族の皆さんに心からの哀悼の意を送るとともに、影響を受けたすべての方々の回復を祈っています」。
アストロワールドで起きた悲劇については、会場で警備にあたっていた警備員が、パニックになった観客たちを抑えようとした際、注射針のようなもので射されて薬物と見られる何かを注入され、意識を失って病院に搬送されていたことも明らかに。警察は今回の騒動の発端や死因が薬物の投与だった可能性もあるとみて、殺人事件も視野に捜査している。（フロントロウ編集部）
