※この映画には性的暴行のシーンが含まれます。
リドリー・スコット監督映画『最後の決闘裁判』
映画『最後の決闘裁判』は、夫の戦友に強姦されたと訴え出るマルグリット・ド・カルージュ(ジョディ・カマー)と、戦友の侮辱行為に激昂する夫ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)、強姦の容疑を全面的に否定するジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)の3人の視点から同じいきさつを3回描くことで、レイプ事件において被害を訴える女性に“嘘をついているのではないか?”と疑惑の目が向けられてきた社会問題に焦点を当てている映画。
リドリー・スコット監督によるダイナミックな映像と、豪華なアンサンブルキャストで、社会における男女差や、男らしさの呪縛(トキシック・マスキュリニティ)の根深さについてもまざまざと描かれる本作について、マルグリット役のジョディ・カマーは「物語はとても厳しい、居心地が悪いものかもしれないメッセージを持ち合わせています」としたうえで、「本作のストーリーの素晴らしいところは、リドリー・スコット作品らしい視野の広さやスケールの壮大さ、また華麗さを持ちながらも、その核には現実の人間の物語があるところです」と、リドリー・スコット作品らしい壮大なスケールの映画としての魅力も持つとした。
そんな本作のテレビ初放送が2022年元日に決定。2022年1月1日(土・祝)21時にBSスターチャンネルで放送される。
<映画『最後の決闘裁判』放送情報>
BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】2022年1月1日(土・祝)21:00ほか
【監督】 リドリー・スコット監督
【出演】 マット・デイモン、アダム・ドライヴァー、ジョディ・カマー、ベン・アフレック、マイケル・マケルハットン
<あらすじ>
名門カルージュ家の当主ジャンに嫁いだ美しく聡明な女性マルグリット。ある日、夫の不在中に彼の旧友ル・グリがやってきて自分を襲ったとマルグリットは訴える。しかしル・グリは無罪を主張。事の次第を明らかにするため、ジャンとル・グリの命を懸けた「決闘裁判」が行われることに。勝者は栄光を手に入れ、敗者は死罪となる。加えてジャンが負けた場合、マルグリットも偽証罪で火あぶりの刑に。かくして決闘裁判が始まった…。