ディズニーによる実写版『白雪姫』で主演を務めるレイチェル・ゼグラーが、ラテン系として白雪姫を演じることに寄せられている批判に反論した。(フロントロウ編集部)

実写版『白雪姫』で白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラー

 スクリーンにデビューする前から、2022年2月11日に全国公開される映画『ウエスト・サイド・ストーリー』での主役抜擢や、DCEU映画『シャザム!』の続編である『Shazam: Fury of the Gods(原題)』への出演が決定するなど、今、最も注目を集めている若手俳優の1人であるレイチェル・ゼグラー(20)。彼女はディズニーによる来たる実写版『白雪姫』でも主役の白雪姫役に抜擢されている。

画像: 実写版『白雪姫』で白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラー

 その美しい歌声も高く評価されているレイチェルだが、コロンビア系アメリカ人である彼女が白雪姫役として抜擢されたことに対しては、白人以外が白雪姫を演じることを受け入れられない一部の人々から心ない批判の声も寄せられることに。

 レイチェルは今年6月、そうした批判について現在は削除したツイートで「そう、私が白雪姫。だけど、役のために肌をブリーチするつもりはない」と反論して、ありのままの肌の色で役に臨むことを宣言していた。

自身に寄せられてきた批判にレイチェル・ゼグラーが反論

 今回、米ELLEのインタビューに応じたレイチェルは、自身に寄せられてきたそうした批判について改めてコメント。

 オンライン上で自身を批判してくるのは「現実の人生では絶対に遭遇しないような、顔の見えないたくさんの人たち」だとした上で、「彼らには、スターバックスで直接『あなたは白雪姫を演じられるほど白くない』って言ってくるほどの厚かましさはない」とレイチェル。

 「私には未来の若者たちへの責任がある。彼らに『このラティーナは白雪姫を演じられた。私には何でもできる』って言ってもらえるようにね」と続け、自分が白雪姫を演じてラテン系のレプリゼンテーションを体現することで、同じ境遇にある若者たちに良い影響を与えたいと頼もしく語った。

画像: 自身に寄せられてきた批判にレイチェル・ゼグラーが反論

 『白雪姫』の監督を務める、『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでも知られるマーク・ウェブは以前、レイチェルについて「レイチェルの類稀なる歌声は、彼女の才能の取っ掛かりに過ぎません。彼女の強さや聡明さ、楽観さは、クラシックなディズニーの御伽噺の中に喜びを再発見するために不可欠な要素となるはずです」と賛辞を寄せている。

 ディズニーは現在、黒人のシンガーであるハリー・ベイリーを主役に据えて『リトル・マーメイド』の実写版も制作しているのだが、こちらのキャスティングにも、“アリエルは白人なのになぜ黒人を選んだのか”などと批判が。ハリーはこうした批判を受けて、「誰に何を言われようと、前進するのみ」と前向きな姿勢を示した。

 『白雪姫』は2022年から撮影がスタート。先日、悪役の女王役にガル・ガドットが抜擢されたことも発表された。(フロントロウ編集部)

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