女性のほうが高身長のゼンデイヤ&トム・ホランド
今年7月に車内でキスをしている写真が報じられたことをきっかけに、交際していることが公になったゼンデイヤとトム・ホランドのカップル。
2人とも交際についてはハッキリとは認めていないものの、日本では2022年1月7日に共演するMCUの新作映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開を控え、現在プロモーションを実施している2人には当然、インタビューで交際説に絡めた質問が向けられることに。
今回、米ラジオ局Sirius XMの番組にネッド役のジェイコブ・バタロンと仲良し3人で出演した際には、インタビューでトムとゼンデイヤの“身長差”が話題に。
ゼンデイヤのほうがトムより背が高いのだが、そのことについてインタビュアーであるジェシカ・ショーから話題を振られると、「そこまで(ゼンデイヤのほうが)高いというわけじゃないよ」とトム。「あっても、1インチか2インチ(約2.5センチ〜5センチ)の差だね。みんな、『2人はどうやってキスしているの? きっと難しいよね』って言うんだけどさ」と語ると、ジェシカは自分が言いたいのはそういう話ではないとして、「私が言いたいのは、(2人の身長差に)すごく魅了されているということ。『嘘でしょ。女性のほうが高い』みたいなのはすごく女性蔑視だし、問題だと思うから」と説明した。
ゼンデイヤとトム・ホランドが身長差についてのステレオタイプにコメント
本来ならば男女の身長差や個人の身長でカップルや人の魅力は語れないが、社会に昔から存在しているステレオタイプのせいで、“男性の方が女性より背が低いのはかっこ悪い”や“背が高い男性はかっこいいけど背が高い女性は可愛くない”、といった考えが存在する。
ジェシカからの指摘を受けて、「これも普通のことだしね」と、どちらも良いとしたゼンデイヤ。「私のママもパパより背が高いし。ママは誰よりも背が高いの」と自分の両親も女性のほうが高身長のカップルだと明かした上で、トム演じるピーター・パーカーとMJによる劇中でのキスシーンについては、「素敵で甘い瞬間だったよ」と振り返った。
一方、ゼンデイヤとの身長差が問題になると考えるのは「馬鹿げた推測」と、こちらもステレオタイプを一刀両断してみせたトムは、「『スパイダーマン』シリーズのスクリーンテストに臨んでいた時に覚えているのが、これは(監督の)ジョンに訊いてみてほしいのだけど、テストしたすべての女性たちが僕よりも背が高かった」という裏話も明かしている。「ジョン自身の決断なのかは分からないのだけどね。僕よりも背が小さかった女性はいなかったんだ」。
トムは「実際に、僕はかなり背が低いからね」とした上で、「もしかすると、これはジョンが決めたことで、彼は自覚した上で(男女の背に対する)ステレオタイプを壊そうとしたのかもしれない。素晴らしいことだと思うよ」と続けた。
番組のなかで、トムは同じような境遇にある視聴者に向けて、「自分らしく、ありのままでいて」と力強いメッセージも投げかけた。(フロントロウ編集部)