『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ワールドプレミアが開催!
12月14日、日本では2022年1月7日に公開となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のワールドプレミアイベントがアメリカ・ロサンゼルスにて開催された。会場には、主演のトム・ホランドをはじめ、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチなど豪華キャストが集結。
中でも特に脚光を浴びたのが、ヒロインのMJ役を演じるゼンデイヤ。圧倒的な存在感と独自のセンスでファッションアイコンとしても大注目のゼンデイヤは、蜘蛛の糸をイメージしたセクシーなドレスで登場。
彼女は「ここにいるなんて信じられない!」と興奮しつつ、本作について「映画の中心はいつだって、ピーター・パーカーと彼が大切にする家族や友人たちとの関係だと思う。彼は子供で、模索している途中なんだっていうことを、私たちは常に思い出そうとしてる。彼が大学に行こうとしてることも、彼はまだ高校生なんだって思い出させてくれる(笑)」とコメント。
また、本作を映画館で見るということについて「没入感のある体験だよ!現実逃避できるから映画が好きなんだと思う。入り込むことのできる世界が、この映画にはたくさんある。完全に入り込める刺激的な体験!私たちが作るのを楽しんだのと同じくらい、みんなに楽しんで欲しいな!」と語った。
そんなゼンデイヤが演じるMJに注目し、ピーターとの関係をおさらい!彼女の魅力と最新版での見どころもご紹介していく。
MJって一体どんな人?
MJといえばコミックやアニメ、映画に登場してきた、『スパイダーマン』シリーズでおなじみのヒロイン。
原作コミックで描かれているMJは明るく前向きな性格だが、幼少期から家庭で問題をかかえており、女優としての道を歩みながら波乱万丈な人生を送っている。
アニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場するMJは、主人公マイルスと別世界に存在するピーター・B・パーカーと一度は結ばれたものの、のちに離婚した元妻として登場。
映画『スパイダーマン』のMJは原作コミックの設定に近い学校のマドンナ的な存在であり、トビー・マグワイア演じるピーター・パーカーにとっては隣人でありながら憧れの存在として描かれた。
コミック、アニメ、映画とキャラクターの異なるMJがこれまで多数誕生してきたが、MCUではゼンデイヤが新生ヒロイン、ミシェル・”MJ”・ジョーンズとして登場。
これまでのMJはマドンナ的な存在として描かれることが多かったが、ゼンデイヤが演じるMJはガラッと雰囲気が変わり、メイクもせずナチュラルなスタイルとヘアで、味のある性格の持ち主。歴史あるヒロインでありながら一般的なヒロインとは一線を画す、クールで知的な女子高生として新たなヒロイン像を確立した。
ゼンデイヤ自身プライベートでもスパイダーマンというキャラクターに愛着があり、「16歳のとき、初めてのデートで観に行ったのが『スパイダーマン』。彼はいちばんリアルなスーパーヒーロー。たまたま力を得て、悲劇に対峙し、日常の問題にも取り組むわけだから」と明かしている。
MCUシリーズのピーター・パーカーとミシェル・”MJ”・ジョーンズの恋路をおさらい!
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
ピーター・パーカー(トム・ホランド)の同級生として登場したミシェルは、学校で華やかなグループにいるようなタイプではなく、知的でありながらどこか変わっている一匹狼。
全米学力コンテスト出場のためピーターと同じチームになるが、特別な親交はなく、チームメイトとして練習をともにするような距離感であった。
ミシェルがピーターを観察するような視線を送る場面はあるが、恋に発展する様子はなく、あくまでも友達という関係性。本作でピーターはミシェルではなくリズへ秘かに思いを寄せておりホームカミングへ誘う。
しかし、ラストシーンでミシェルがニックネームを聞かれると“MJ”と答え、ファンのワクワクが急上昇!ゼンデイヤがMJなのか⁉と、一気にピーターとの今後が気になる展開になった。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
夏休みに学校が企画したヨーロッパ旅行に参加し、ピーターとMJのロマンスがついに動き出す。クールなMJも徐々に心を開くようになり、両想いを確信したピーターは気持ちを伝えようとするが、いざいい雰囲気で告白しようとしたタイミングでMJが切り出したのは、「スパイダーマンの正体はピーターである」という、ピーター最大の秘密だった。
一世一代の告白は予想外の展開になったものの、ふたりの距離はさらに急接近し、ピーターとMJは晴れて両想いに。人付き合いが苦手で天邪鬼な面もあるMJが、素直にピーターへの好意を伝えたラストシーンに「ピーターよかったね!」と親心的な気持ちを抱いたファンも多いはず。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022年1月7日公開)
恋人となったMJとピーター。良好な関係を築いているように思えたが、世間にスパイダーマンの正体が知られてしまい、ピーターは大切な人に危険が及ぶことを恐れる。そこで自分がスパイダーマンだと知られていない世界にして欲しいという願いを叶えるべく、仲間である魔術師のドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に力を借りに行く。
しかし、その依頼が時空を歪ませてしまい、大変なことに。ドクター・ストレンジの呪文によって、MJの記憶からピーターがスパイダーマンであるという事実が消えてしまう可能性があることが明らかになる。記憶が消えれば、MJとの関係性を手放すことになるが、ピーターは一体どんな選択をするのか⁉
先日解禁された最新版の予告編では、スパイダーマンがヴィラン達と戦う場面で、MJが落下する様子が映し出された。その映像に、映画『アメイジング・スパイダーマン2』でのラスト、ヒロインのグウェン・ステイシーが命を落としてしまう悲劇のシーンを重ねてしまい、居ても立っても居られないファンたちが急増中。果たしてMJの運命は如何に。
トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ最新作、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日に公開。(フロントロウ編集部)