幼い頃から大活躍だったセレーナ・ゴメス
およそ8年ぶりのドラマ出演となった、Disney+ (ディズニープラス)のスターにて配信中の新作ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』が話題になっているセレーナ・ゴメス。
今や、コスメブランド「レア・ビューティー(Rare Beauty)」やメンタルヘルスのケアに特化した会社「ワンダーマインド(Wondermind)」を手がける実業家としても活躍するセレーナは、幼い頃からそのマルチな才能を発揮して、10代の頃から俳優/シンガーとして人気を博してきた。
セレーナは2002年から2004年にかけて出演した子供番組『バーニー&フレンズ』から子役としてのキャリアをスタートさせると、14歳になった2006年からは『スイートライフ』などのディズニー・チャンネルのドラマにも出演するように。その後、2007年から放送されたディズニー・チャンネル『ウェイバリー通りのウィザードたち』の主役に抜擢されて、世界的な人気を獲得した。
セレーナ・ゴメスが幼い頃からメイクをしていたことの“弊害”を明かす
若くしてショービジネスの世界に飛び込み、日々プロからメイクされる生活を経験することになったセレーナだが、若い頃からメイクをしてきたことにはネガティブな影響もあったよう。今回、米ELLEとのインタビューに応じたセレーナはそのなかで、「私は7歳の頃からメイクしていた。そのことは私を悩ませてきたように感じてる」と打ち明けた。
セレーナは「私はものすごい幼い頃から仕事をしてきた。私のメイクはプロが担当していて、16歳の時には25歳のように見せることができた。それってクレイジーなことだったと思う」と、10代の頃から大人っぽいメイクをしてきたと振り返り、そのことが自身に与えた影響を次のように振り返った。
「当時は『ああ、私はいつも幼く見える。もっとああいう(大人びた)見た目に到達するためにトライしなきゃ』って思ってしまっていたの。それが原因で、私はありのままの美しさに疑問を持ってしまった」。
幼い頃からメイクをしていたことで、ありのままの美しさに自信を持てなくなったというセレーナは、「私は極端なトレンドによって、自分の顔を変えたいとか思ってしまった被害者だった」と米ELLEに話す。
レア・ビューティーに込めた想いを明かす
セレーナが2020年に立ち上げたレア・ビューティーには、使う人がその人の“ありのままの美しさ”を表現できるようにという思いが込められているそうで、「このラインを立ち上げたことで最もやりがいを感じているのが、整形をしたり、顔を変えたりしたいとは必ずしも思っていない人たちのための居場所を創ることができたということ。彼らはありのままの自分や、自分たちが持っているものを大切にしたいと思っているの」とセレーナ。
「それ以上にメイクをしたいという人にとっても、私のブランドならそれが叶えられる」と語ったセレーナは、レア・ビューティーのそうした汎用性の高さは「1つしかない心や身体、魂」を体現しているとして、次のように続けた。
「女の子や男の子や誰にとっても、他の人たちと同じに見えなくても良いということを伝えるためのブランドとして存在させたいの」。(フロントロウ編集部)