『マトリックス レザレクションズ』で妙に存在感があった“あのキャラクター”。演じていたのは、やっぱり縁のある人だった!(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、映画『マトリックス レザレクションズ』のネタバレが含まれます。

“夫”を演じているのは誰?

 約20年ぶりに新作が公開し、前作からの俳優が続投したことで、人が年を重ねることの温かさを感じさせている『マトリックス レザレクションズ』

 ともに50代となったキアヌ・リーブス演じるネオと、キャリー=アン・モス演じるトリニティーがファンの心をさらった本作だが、物語の最初では、トリニティーは別の男性と家庭を築いていた。

 正直に言って、トリニティーの夫とその子供たちは、物語のなかではそこまで重要な役ではない。しかしなんとなく、彼女の夫を演じた俳優には隠れた秘密がありそうだと感じた人も少なくないはず。

 そしてその勘は当たっていた!


その正体は、キアヌにも『マトリックス』にも縁のある人

 もしかしたら、その顔を見ただけで彼が誰なのか分かった人もいるかもしれないが、そうだとしたら、あなたはかなりの映画好きだという自覚もあるはず。

 トリニティーの夫は「チャド」という名前だが、演じた彼はキアヌととても親しい人物。そしてアクション映画のジャンルで有名な人。

 このヒントで分かった人もまた、結構な映画好きだと言えるのだが、彼の正体は、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督!

 そしてスタエルスキ監督は、元々はスタントダブルとしてキャリアを積んでおり、『マトリックス』3部作でキアヌのスタントダブルを務めていたのだ!

画像: その正体は、キアヌにも『マトリックス』にも縁のある人

 1999年の『マトリックス』でキアヌ演じるネオが言った名セリフ「銃をくれ。どっさりと(Guns. Lots of guns.)」を、2019年の『ジョン・ウィック:パラベラム』のなかでキアヌ演じるジョン・ウィックがふたたび言い放った時にはファンが沸いたが、その裏にはこんな繋がりがあったというわけ。ちなみに、『ジョン・ウィック』はチャドの監督デビュー作。

 スタントダブル、映画監督ときて、ついに俳優として『マトリックス レザレクションズ』に出演したチャド。

 ラナ・ウォシャウスキー監督から送られてきた脚本を読んだ時には驚いたという彼は、米THRのインタビューで、「1作目のプレミアに行った時のことをまだ覚えてるよ。そして2作目、3作目と携わって、今4作目だ。その間には『ジョン・ウィック』の3作を全部やった。すべてが非現実的だね」とコメントしていた。

 『マトリックス レザレクションズ』では劇中でも20年の時の経過を感じたが、その制作舞台裏でも、感慨深くなってしまう出来事が起こっていた。

(フロントロウ編集部)

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