スパイダーマン役のトム・ホランドが前々から告知していたシーンが、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』からカットされてしまったことが明らかに。(フロントロウ編集部)

※この記事は1月7日(金)公開の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレを含みますのでご注意ください。

『スパイダーマン』新作からカットされてしまった“幻のシーン”

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『スパイダーマン』シリーズで主人公のスパイダーマンことピーター・パーカーを演じる俳優のトム・ホランドが、公開中の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(以下『ノー・ウェイ・ホーム』)から“あのシーン”がカットされてしまったことを英トーク番組『The Graham Norton Show(原題)』で明かした。

 以前、トムの弟ハリー・ホランドが『ノー・ウェイ・ホーム』にも出演することをフロントロウでお伝えしたが、よりにもよってそのシーンがカットされてしまったのだとか。

 トムが主演を務めるApple TV+の映画『チェリー』にも麻薬の売人役でカメオ出演しているハリーは、『ノー・ウェイ・ホーム』にも作品をまたいで同じ役で登場することになっていた。そのことについて、トムは昨年2月に人気トーク番組の『The Tonight Show(原題)』に出演した際、「僕が出演する作品に、毎回ハリーが同じ役で出てきたらおもしろいよねっていう話から出演が決まったんだ」と嬉しそうに話していたが、結局、その案が実現することはなかった。

ハリーが『ノー・ウェイ・ホーム』の撮影に参加したときに撮った写真。

 『The Tonight Show』でも言っていたが、ハリーの役は、“スパイダーマンに捕まって逆さまの状態にされ、スパイダーマンが誰かと口論になっているあいだ、ずっとその状態で前後に揺れているという設定”で、トムはハリーに撮影の大変さを知ってもらうためにわざと撮影に時間をかけるなど、かなり過酷な現場だったという。

画像: 『スパイダーマン』新作からカットされてしまった“幻のシーン”

 その撮影を乗り越えたハリーのことを兄として「誇りに思った」というトムだが、その先に待ち受けていたのは残酷な現実だった。ハリーは『ノー・ウェイ・ホーム』のプレミアイベントにも出席していたので、さすがにもう知っていると思うが、『The Graham Norton Show』に出演した時点では、苦労して撮影したシーンがカットされてしまったことを知らされていなかったそうで、「かわいそうに、恐らく彼はまだ知らない。先日、完成した映画を見たんだけど、そのシーンはカットされていた。本編には出てこない」と哀れんだ。(フロントロウ編集部)

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