人気クリスマス映画『ホーム・アローン』と『ホーム・アローン2』を見た海外の外科医が、死ぬ危険性のあるシーンを分析!(フロントロウ編集部)

やりすぎ!クリスマスの定番映画『ホーム・アローン』

 映画『ホーム・アローン』は、マコーレー・カルキン主演で1990年に公開された映画。本作のヒットを受け、1992年には続編の『ホーム・アローン2』が公開された。

 クリスマスに家族と出かける予定だった8歳の少年ケビンが家に取り残されてしまい、そこにやってきた2人組の泥棒と闘いを繰り広げるというコメディ映画の本作は、ケビンが泥棒に仕掛ける“やりすぎ”なトラップ攻撃が見どころ。

 ケビンの茶目っ気と、度を越したトラップに翻弄される泥棒たちの姿には笑わずにはいられないが、海外の外科医が、あえて言うならどのシーンが本気で危険か分析。

『ホーム・アローン』で死の可能性がある危険な攻撃とは?

 コロンビア大学を卒業し、南カリフォルニア大学医療センターで働いているアン・オオニシ医師は、米WIREDとの企画で『ホーム・アローン』、『ホーム・アローン2』を見てどのシーンが危険だと感じたかをコメント。

画像1: © 20TH CENTURY FOX

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 まず『ホーム・アローン』からは、泥棒2人がケビンの家の凍結した階段で転ぶシーンは、シリーズの中でも「最も重症」かもしれないという。とくに、「ハリーは階段を2、3段あがったところにいて、仰向けに倒れる。着地面には相当な力がかかっているはず」と、転倒による衝撃を予想。

 さらに、もう一つ危険なシーンとして、泥棒2人が隣人のマーリーにシャベルで殴られ卒倒する場面をピックアップ。「2人とも完全に気を失い、意識を失っているのが見えます」と説明したオオニシ医師は、「しかし、数分後この2人は起き上がり、歩き、話をしている。このことから、硬膜外血腫と呼ばれるものが非常に心配です」と語った。彼女によると、頭を強打した後に意識が回復したとしても、脳を覆う硬膜という膜と頭蓋骨との隙間に血液がたまり、最悪死に至るそう。

過激度が増している続編では、さらに致命的なシーンが

 1作目よりも過激度が増しているといわれる『ホーム・アローン2』からは、高圧電流によってマーヴが感電するシーンを挙げたオオニシ医師。これは説明を聞くまでもないが、感電した際に身体が瞬時に熱されることや不整脈が危険で、感電の熱によって臓器が溶けてしまう可能性もあるという。

画像2: © 20TH CENTURY FOX

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 さらに、その後に起こるトイレの大爆発に関しては、「生存不可能」だと断言。火のついた頭を可燃性の液体に突っ込んだことが致死率の高さに拍車をかけているよう。

 ただもちろん撮影では、専門家の指導のもと安全にすべてのスタントが行なわれているのでご心配なく。(フロントロウ編集部)

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