Photo:アフロ/スプラッシュ、ゲッティイメージズ
映画『ワイルド・スピード』で知られるポール・ウォーカーは、亡くなる3年前に俳優を辞めようとしていた。(フロントロウ編集部)

『ワイスピ』ポール・ウォーカーが俳優を辞めようとしていた理由

 ポール・ウォーカーは、大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズなどで知られる俳優。2013年、彼はシリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』の公開を待たずして、自動車事故により帰らぬ人になった。

画像: 『ワイスピ』ポール・ウォーカーが俳優を辞めようとしていた理由

 ポールは実は、2010年の時点で俳優を辞めたがっていたという。その理由は、大好きな海洋生物の研究をするために、学問の道に戻りたいと思ったから。

 ポールの友人で、サメに関するテレビ特番で彼と共演したマイケル・ドメイヤー博士は、生前のポールについて米EWのインタビューでこう語った。

 「夜中に(ポールが)電話をかけてきて、『なあ、俳優を辞めたいんだ。学校に戻りたい。手伝ってくれないか?』と言ってきた。だから私は、『ポール、それは本当に良くない考えだよ。きみは有名人として、このような(海洋生物に関する)話題にもっと大きな影響を与えることができる。一緒にやろう。私はあなたを助けられるし、話題も提供できる』と説得したんだ」。

画像: 映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』撮影中のポール・ウォーカー(2012年)

映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』撮影中のポール・ウォーカー(2012年)

 その説得のかいもあってか、ポールはその後も俳優業を続行。自身の知名度を活用し、海洋保全や人道支援に尽力した。

チャリティーや自然保護活動に積極的だったポール

 ポールは大の車好きだったが、チャリティーや自然保護に関する活動にも非常に積極的だった。彼は「リーチアウト・ワールドワイド」という財団を創設し、竜巻や地震など自然災害の救援活動を行い、動物愛護や海洋生物の保全にも力を入れていた。

画像: チャリティーや自然保護活動に積極的だったポール

 その意志は現在でも娘のメドウ・ウォーカーによって受け継がれ、彼女はポールの死後「ポール・ウォーカー財団」を設立。海や自然の保護を担う若きリーダーたちの育成に力を入れ、厳選した学生や研究者に助成金や奨学金を贈っている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.