ヴィンがドウェインに本編シリーズ復帰を懇願
長年にわたって“不仲”であることが知られる、映画『ワイルド・スピード』シリーズのドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼル。2016年に始まった両者のいさかいはいまだに終わることなく、ファンをハラハラさせ続けている。
2021年11月、ヴィンは自身のインスタグラムでドウェインに宛てて『ワイルド・スピード』シリーズの本編に復帰してほしいというメッセージを発信した。これは7月にドウェインが米Men's Healthのインタビューで“今後スピンオフを除く『ワイルド・スピード』シリーズの本編には出演しない”と発言したことに対するものだとみられている。
「私の弟、ドウェイン…。そのときが来た。世界が『ワイルド・スピード10(仮)』のフィナーレを待っている。知ってると思うが、ウチの子供たちは君のことを“ドウェインおじさん”と呼んでいる。子供たちと君は今でもホリデー(祝日)にお互いの幸せを願うメッセージを送りあっているじゃないか。とにかく、そのときが来たんだ。レガシーが君を待っている。パブロ(※故ポール・ウォーカーの愛称)との約束を果たすと何年か前に君に伝えたよな。私は君にシリーズの集大成である10作目を史上最高の作品にすることを誓った。愛があるからこそ言う。(10作目に)君は出なければいけない。今の状態のままフランチャイズを去るな。君は非常に重要な役割を担っているんだ。ホブスを演じることができるのは君だけだ。君が立ち上がって、運命をまっとうすることを願っている」
この発言を受け、このたびドウェインが米CNNとのインタビューで改めて“出演しない”という意思をはっきり示した。
ドウェイン、『ワイルド・スピード』への復帰を完全拒否
「私は(ヴィンに)直接、フランチャイズに戻ることはないと言ったんです。毅然としながらも心を込めた言葉で、キャストを常にサポートし、フランチャイズが成功するよう常に応援するが、私が戻ってくる可能性はないと言いました」と語ったドウェイン。
彼は続けて、「ヴィンの最近の投稿は、彼の印象操作の一例でした。ポール・ウォーカーの死と同様に、彼が投稿の中で子供たちのことを持ち出したのが気に入らなかったんです。彼らを(騒動に)持ち込むな。我々はこの件について数ヶ月前に話し、明確な理解を得ていたのに」と、ヴィンがドウェインや世間の同情を引くために子供たちやポール・ウォーカーの名前を出したのだと辛辣に批判。
そして、「私の目標は、この素晴らしいフランチャイズとの素晴らしい旅を、感謝と優雅さをもって終えることでした」とドウェインは語り、「この公の対話が人気に水を差してしまったのは残念です。とはいえ、私は『ワイルド・スピード』の世界と、視聴者に一貫して楽しさを提供するその能力に自信を持っています…私は本当に、私の元共演者とクルーの最高の幸運と次の作品での成功を願っています」とコメントをした。
映画『ワイルド・スピード』は現在、最終章となるシリーズ10作目が制作中。(フロントロウ編集部)