2020年5月に第1子が誕生したルパート・グリント
現地時間1月1日には、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開20周年記念特番『Harry Potter 20th Anniversary: Return to Hogwarts(原題)』が米HBO Maxで配信されて話題になったが、全8作品でロン・ウィーズリーを演じてきたルパート・グリントは、『ハリー・ポッター』シリーズ終了後に子供が誕生して親になったキャストの1人。
ルパートは2011年から長らく交際してきた俳優のジョージア・グルームとの間に、2020年5月に第一子となるウェンズデー・G・グリントが誕生。ウェンズデーのプライバシーを大切にしているため、ウェンズデーの写真はほとんど公開していないが、生後半年を迎えた際に初めて写真をインスタグラムで公開した際には、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンなど、『ハリポタ』キャストたちからも祝福のコメントが寄せられた。
ルパート・グリントが父親になってから変わったことを明かす
そんなルパートは、出演するApple TV+のホラードラマ『サーヴァント ターナー家の子守』シーズン3の配信が1月21日に控えている。
映画『シックス・センス』などで知られるM・ナイト・シャマランが手がける、2019年から配信がスタートした同シリーズは、生後間もない息子を亡くし、悲しみを和らげるために人形を育てている夫婦の周囲で巻き起こる不思議な出来事を描くスリラーになっているが、ルパートは2020年にウェンズデーが誕生したことで、このドラマに対する「見方」が変わったという。
今回、シーズン3の配信に先立って米ETとのインタビューに応じたルパートはその中で、父親になったことは「間違いなく僕の視点を変えました」と語り、「父親になってからというもの、それ以降は、子供を失うということがどれだけ家族に影響を与えるのかということをより理解できた気がします。あのような喪失は想像を絶するものです。実際のところ、まっすぐ向き合うのが難しいほどです」と、ドラマへの向き合い方にも変化があったことを明かした。
ちなみに、ルパートはシーズン3のセットにウェンズデーを連れてきたこともあったよう。ホラーの撮影ということで、まだ1歳のウェンズデーを連れてくるのは少し心配になってしまうが、ウェンズデーは自分がいるセットでどんな作品を撮影しているか、きちんとは理解できていなかったそう。
ルパートは当時を次のように振り返った。「特にウェンズデーが初めてここに来た時は、すごく奇妙な場所に思えましたね。新シーズンのセットに娘を連れてきたんですけど、娘は『セサミストリート』のセットだと思っていたのを覚えています。『セサミストリート』とはかけ離れた場所なのに。すごく興味深いですね」。
ルパートは父親であることをとにかく嬉しく思っているそうで、「素晴らしいのが、何にも差し置いて(子供が)優先されるということです。ただ子供のことだけを気にかけているのですが、最高ですよ」と米ETに語り、今は子供のことを最優先に置いていることを明かした。(フロントロウ編集部)