『SATC新章』リサはサマンサの代わりじゃない
U-NEXTで独占配信中のドラマ『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』に、リサ・トッド・ウェクスリー役で出演する俳優のニコール・アリ・パーカーが、自分は本作で不在のサマンサの“後釜ではない”とその立ち位置を明確にした。
本作は1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の待望の続編で、前シリーズに続き、主人公でコラムニストのキャリー・ブラッドショーをサラ・ジェシカ・パーカー、キャリーの親友で弁護士のミランダ・ホッブスをシンシア・ニクソン、キャリーのもうひとりの親友でアートディーラーのシャーロット・ヨークをクリスティン・デイヴィスが演じる。
しかし、そこに足りない人物がひとり。その人物とは、前シリーズで主要キャストのひとりだったサマンサ・ジョーンズ役のキム・キャトラル。新章では、キャリーたちと疎遠になってしまったサマンサはニューヨークを離れ、新天地で元気にやっているという設定になっており、パーク・アベニューに暮らすドキュメンタリー作家で3児の母であるリサが、キャリーたちの“新しい友達”のひとりとして登場する。
そのため、リサがサマンサに代わる“4人目”だと誤解する人も。実際、新章の撮影が始まってすぐ、ニコール演じるリサはサマンサに取って代わるキャラクターであるというウワサが広まり、米The Hollywood Reporterのインタビューでニコールが熱心なファンから攻撃を受けたことを明かすと同時に、「(自分がサマンサの代わりだという話は)事実ではありません」と否定する出来事があった。
ドラマの放送がスタートしてからも、一部からそういった声があったそうで、先日、米E!Newsのインタビューに応じたニコールは、「このシリーズをとても大切にしているクレイジーなファンや、そういったものを味わうことになりました。(ネガティブなものも含めて)感謝しています」と言うと、「(新章から)2人の黒人、インド人、ノンバイナリー、ラテン系のキャラクターが加わり、ニューヨークがニューヨークらしくなってきました」と続け、自身が演じるリサは決してサマンサの代わりではなく、番組に多様性をもたらし新しい風を吹き込む存在であることを強調した。(フロントロウ編集部)