俳優のショーン・ペンが、最近の男性は「女性化している」などと発言して波紋を呼んでいる。(フロントロウ編集部)

“昨今の男性”をめぐるショーン・ペンの発言が波紋

 映画『ミスティック・リバー』や『ミルク』などの代表作で知られる俳優のショーン・ペンが、英The Independentのインタビューで最近の男性は「女性化している」などと発言して物議を醸している。

 すべてのはじまりは、英iに掲載されたインタビューでの「私はアメリカ文化において男性がかなり女性化したと信じる人間のひとりです。野蛮であることや、女性に対する無神経さや無礼さは、男らしさとは関係ないと思っています。しかし、女性に対して公平であるために、女性になるべきだとは思いません」という発言。

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 The Independentのインタビューで先ほどの発言の真意を問われたショーンは、アメリカ人男性は“女性的な特徴を取り入れることがファッショナブルであり、力を与えてくれると考えている”と言うと、「私の考えでは、男性はかなり女性化していると思います。私の周りには、男らしさを自分への抑圧と受け取らない、とても強い女性たちがいます。ジーンズを捨ててスカートを履くことを促す軟弱な遺伝子がたくさんあるのだと思います」と続けた。

 ちなみに、インタビューにはショーンの娘ディラン・ペンも同席していたが、記者いわく、ショーンの発言に賛同しているようには見えなかったそうで、父が話しているあいだ、彼女はずっと黙って宙を見つめていたという。

タンディ・ニュートンがショーンを名指しで批判

 ショーンの発言に対して多くの人たちから反発する声があがるなか、ドラマ『ウエストワールド』のメイヴ役で知られる俳優のタンディ・ニュートンも、自身のツイッターで「ショーン・ペン、あなたは一体何を言ってるの?本気なの?とんだ大バカ者ね。昔はセクシーだったけど、今は悲劇的な存在でしかない」とバッサリ。

 さらに、タンディは「しかも娘さんの前で!? かわいそうに。彼女のお母さんが最高でよかった」とツイートすると、今年のアカデミー賞最有力との呼び声も高いショーン出演の映画『リコリス・ピザ』の名前を出して、「こんなくだらないことで『リコリス・ピザ』の輝きを台無しにしないで」と呼びかけた。(フロントロウ編集部)

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