2022年のハーフタイムショーへ史上初めて手話通訳者が登場
日本時間2月14日(現地時間2月13日)にカリフォルニア州イングルウッドにあるSoFiスタジアムにて開催が予定されているNFLの頂上決戦、スーパーボウル。毎年期待されるハーフタイムショーには、ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマーといったレジェンドたちが出演し、パフォーマンスすることが決定している。
そんな2022年のハーフタイムショーに、“2人のゲスト”が参加すると米Detroit Free Pressが報じた。
それはショーン・フォーブスとウォーレン・スナイプ(ワワ)という2人のアーティスト。ラッパーとして活動している2 人は、聴覚障がいがある。ショーンとワワは、スーパーボウルのハーフタイムショーで、聴覚に障がいを持つ人にもパフォーマンスを楽しんでもらうために、手話通訳をするよう。
ショーン・フォーブス
スーパーボウルの国家斉唱の際は手話通訳者がいるものの、ハーフタイムショーで手話通訳者が登場するのは今回が初めて。
ワワは2021年のスーパーボウルの国家斉唱でも手話通訳をしており、American Masters PBSのインタビューでは「自分自身と聴覚障がい者のコミュニティのために、俳優として、ミュージシャンとして、違いを生み出すために意欲と情熱を持っています。私は、聴くことが出来るコミュニティは聴覚障がい者のコミュニティにもっと触れてほしいと思っています。そうすれば、聴覚障がい者に何ができるのか、私たちが何を求めているのかを知ることができます。私は誤った通説を打ち砕きたいのです」と語っていた。
2021年のハーフタイムショーで手話通訳した際のワワ。
ここ数年、欧米のコンサートでは手話通訳者がいる機会が増えており、エミネムやスヌープ、そしてBTSなどのライブにも歌詞を手話で訳すだけでなく、体全体を使って音楽そのものを表現する手話通訳者がいることが話題になってきた。
ハーフタイムショーでは、レジェンドアーティストたちの傍で手話通訳をする2人のアーティストにも注目したい。
(フロントロウ編集部)